緑か、赤か?

今日のお話
数字に慣れたのか?

確かに、不思議さは今に限らずですが感じています。

 

自由にものが言えるのか、そうでないのか?

 

医療を行ってよいのか、経済を優先するため医療商売なのか?

 

今回、ある教授の動画が話題になりましたが、一昨日に投稿。

昨日に削除。うーん。

 

その先生とお話したわけではないですし、真偽がわかりませんが、

 

やはり、

記憶にございません。

少し、もやもやしたものが残ります。

かなり勇気のある方だなとは思います。医師も2つに分かれます。

 

①医療行為を徹底していく方

②患者様をご自身の利益とのみ考える方

 

少なくとも病院勤務時代ではほとんど①ですが、開業になると②が増えます。

患者様には伝わりにくいいことです。

理事会に入らせていただき、各科の難しさも身になる勉強もさせていただいています。

 

例えば、嘔吐を頻回に繰り返し、入院ができにくい環境もあり一次

救急として輸液を何回かせざるを得ない。子供さんの回復のために。

これを役所が過剰と考えれば、医院が負担します。

”儲からない”と考えたら、②となっていく場合が多いです。

また、あえて②として勤務医時代に経験がないことをされたり、市民の皆様への

ニーズ。休日当番を回避するため、動く方もいます。

 

②になるとき、僕は医師をやめる時と思っています。

ほとんど方が①で、真摯に医療と向き合われていますが、僕もその姿勢を貫きたい。

このモチベーションをどこまで追求できるかが大切ですが、子供さんたちの無邪気な

笑顔や不意にくれる似顔絵など、小児科で良かったと心から思っています。

 

今回の動画削除の早さ。

何かあったのかなと思いますが、僕は少なくとも患者様のために医療を

するのか、それとも役所の気に入るスタイルで医療をするのか。

 

葛藤を抱えてきました。

医師とは何か?良い意味でも悪い意味でも、客観的に考えてきました。

 

当然、一次救急はできるだけのことを最大限行い、

患者様の症状に応じて、迅速に紹介もいる。

そのためにも、責任性のある知識と情報の真偽への確認もいりますが。

 

少なくとも、勤務医時代にできなかったことが急にできることは

ないので、自身をストイックに保つしかないです。

僕が骨折の手術をしましょうと尋ねたら、皆さん嫌だと思います。

僕も嫌です。一度もしたことがないわけですから。

仮にしても、子供のためにならない。絶対に。

 

夕方の会議もコロナウイルスへの知識のためにいかなければと思います。

 

ただ、コロナウイルス感染症。これに関しては、そして今年に関しては

感染の経路は不明。

ずっとレッドゾーンと思われます。英断が欲しかった。

終息も見えていないし、拡大の一途です。

”開催は、よく考えて欲しい。しかし、自粛を求めるものではない”

ごめん、ちょっと、何言ってるかわからない。

日本的に話をしているわけです。

沖縄のゴルフの大会も、無観客で開催の英断が下りたようですね。

生まれも育ちも岡山ですが、我が郷土はマラソン大会が予定通り。

商売医師の方、岡山の決定も肯定・否定はしません。

 

でも、子供さんへの影響。将来が豊かな子供さんの未来。

ここを考えると、なってみて大変だったね、次はやめようねとは言えない。

ならないに越したことはないですから。

小児科の原点というか、子供さんを診る原点ではないかなと僕は思います。

 

あと、報道への疑問。

アメリカでインフルエンザB型で亡くなられた方が1万4千人を超えたこと

を大きく取り上げないのか?

感染された方も2600万人を超えています。

 

わからないことばかりの世の中。50を超えても。

ただ、頑固なだけじゃねぇの?

各界への”配慮”がいるんですね。

 

もちろん自分の考えだけが正しいなどとおごりはないですが、疑問は解けない。

診察中はもちろん、患者様への集中のみです。健康を、特に未来を守るのが小児科ですから。

本日も15時半まで臨床を、そのあとはウイルスの勉強をしっかりと頑張ります。

 

江口小児科  江口尚彦

ほうか。