お知らせの内容と重なりますが、3月6日時点で岡山県在住男性が
帰省先の高知県でコロナウイルス発症と発表がありました。
当然、県としては”完璧を期するため”岡山県での発生と考える必要も
あるため行動が始まっております。
ただ、3月7日の朝7時10分の時点では詳細はまだ出ていません。
デマや風評被害をいたずらに広げるのではなく、行政機関からの公式
発表を待つしかありません。そのための準備も我々も致します。
3月5日時点での定義では、マスクを適正に使用し(ご自身、対面者)
対応していれば、濃厚接触と言わず、低リスクとなっています。
ですが、成人がマスク着用をしていても、子供さんがマスクを着用している
姿はほとんど見かけません。
重症化を、仮にするならば基礎疾患を有する成人です。
子供は、軽症、もしくは無症状の場合もあります。
しかしウイルスを保有している可能性も十分あります。
私たちも、万全の医療体制を整えて対応をしていきますが、保護者責任として、
・子供に完全なマスクの着用
・飛沫を周囲に拡散させるという意識がそもそも子供にはなく、保護者自身で
子供が咳やくしゃみをしそうな場合は、手で押さえる(最善はハンカチなどで
口全体をくしゃみをする前に抑える)こと
・成人と違い、他の疾患で脱水などの重篤な症状を起こしている場合もあるので、
まずは医療機関に受診相談。渡航歴などがあれば、接触者センター(岡山ならば
保健所)に連絡。http://www.city.okayama.jp/index.htmlで最新の情報確認や電話
相談。
こちらもご覧ください。
https://jsite.mhlw.go.jp/okayama-roudoukyoku/newpage_00280.html。
・解熱剤を服用させての、強行登園の中止。
・危機意識の低い小学生、中学生などの習い事、カラオケなどの遊び、無理な外出を
中止。
このような措置は、必ず行ってください。
もちろん保護者自身も、風邪のようだが休まないではなく、休む選択肢を取りましょう。
事態が通常ではありませんから。
最近、市販の風邪薬のCMが減っていることに気づきませんか?
”休めないときに・・・”とは言えないからです。
医療機関は、適切な判断のもと診療を続けます。
状況次第では院内の空気清浄を万全にしています。
ですがお車で数分お待ちになっていただいて、その後受診もあり得ます。
必ず受付、看護師、医師の指示にご協力いただくことをお願い申し上げます。
明確な情報が出るのは、まだ時間がかかります。近畿、四国、山口でコロナウイルスがあった時点で
岡山市内に潜伏も十分予想していましたが、今は我々が誤情報に振り回されず皆さんに啓もう
するしかありません。
ここ数日でまた変わると思いますが、随時お伝えいたします。
もしも岡山発症と確定になれば、1歳健診、3歳健診などは全面停止になります。
クラスターになりかねないからです。今は確定情報はありませんが。
医療行為は別です。
子供の完全な咳エチケットと無理に動くことを中止を最初に始めましょう。
”慌てず、急いで、正確に”
本日よろしくお願いいたします。
江口小児科 江口尚彦