昨日の会議はどうだったんだよ。医療危機的状況宣言の公表後だろ?

都道府県医師会新型コロナウイルス感染症対策協議会
だよなあ。

医療、日本医師会会長が総理に再度、英断を迫れられたようです。

 

ここからマスコミも正しく報道している部分もありますが、流行地域

の指示からも特措法に基づく非常事態宣言発動への期待感が議論に

上がりました。

 

現在、皆様方が見ておられる患者様推移のグラフは、2週間前に活動を

行った結果を見ていることはご存知でした?

そう、3月の3連休中に広がった結果を見ているわけです。

 

もはや年齢層も問わずで重症化もしますし、3つの密をさけて行動するしか

ありません。

一般宿泊施設が手を挙げられたようですが、病床を確保するための準備も

徹底的な専門知識と清潔を守って行われていきます。

宿泊施設は軽症患者様の初期入院のためではなく、重症化から回復してきた人の

待機のためとお考えになってください。

少し期待が大きかったので、若干残念でしたが血液検査の迅速機械は、診断のためと

いうよりは、罹った後の患者様の調査に有用であることですね。

疫学的調査には大変有用な検査ですが。

診断はPCR検査をしっかりと行うことが大切ですし、県を超えての診療応援も必要です。

J-MATの出動検討、自衛隊への協力要請も上がっています。

 

あと議題に上りましたが、BCGワクチン接種のこと。

 

日本ワクチン学会からの正式なものですが、

現段階でコロナウイルスになりにくいのはあくまで仮説にすぎず、

真偽は科学的に証明されたものではありません。

ですので対象外年齢に接種する行為は現時点では意味がない

示されました。

 

本当に必要な乳児にBCGができなくなると困りますので誤解なきようお願いいたします。

 

最前線で動いている医療機関への風評被害で医療従事者の心が病んでしまう悲しい

事例の資料もありました。

 

あらゆる手段を使って、感染症を封じ込めるしか方法がありません。

現在の施策の結果は2週間後です。その時に収束へ向かう光が見えるか、逆に果てしない

戦いが始まるのか最も大切な時です。

 

昨日は、少々厳しく記載しましたが、

・まずは皆様の行動変容

・医療が一般クリニック、新型コロナウイルス感染所もみる中間施設、

 新型コロナウイルスに特化した施設になり乗り切りましょう。

皆様は、不要不急の遊びを避け、医療従事者は身を挺して他の感染症の見落としがないように

動くことが大切です。

今後も、毎週この会議は続きますが、得るものが多く、会議の事実をお伝えしていきます。

1時を過ぎましたねぇ。4時起きなので、そろそろ休みます。

今日は、14時まで頑張ります。

よろしくお願いします。

 

江口小児科  江口尚彦