早く、会議を・・。

コロナウイルス
ちょっと待って。何、それ?

待つ一日はものすごく長い。

自身が参加した会議の内容しか基本的に信じてはいませんが、

先週の金曜日の段階で、日本医師会も強く緊急事態宣言の発出

を首相に要望されておられました。

要望書を渡した直後の会議でしたので、熱量も伝わりました。

もちろん、経済との連携を考えて熟慮の上、今日出されるわけで

戦後初めて、国家主導で強制力はないものの感染封じ込めです。

国の会議は、3日の時点で宿泊施設対策、自衛隊の出動なども討議

されていましたし、早めに確実に手を打っています。

あとは私たちがどう答えていくかが課題ですね。

本日発出ということは、5月の大型連休までの自粛要請です。

その間に活動が静まれば、

明るい兆し。

鎮静化への道も見え始めるかもしれません。

活動に変わりがなければ、

長い戦い。

終わりの見えない戦いが続くでしょう。効果は5月末ごろにじわじわ出てくる。

皆様には、日本はお盆、正月くらいの国で休みは休む。この徹底を1年ほどは

していただく必要があります。今までがイベントの増え続けだった大きな代償。

 

医療者は、積極的に、いや今まで以上に戦闘的に治療にあたる。

これしかないと思います。

新型コロナウイルス感染症以外の感染症を見落とさず、混乱を招かぬように動く。

そのための資格ですから。

 

日々、ものすごい速さで状況が変わりますが、私も国の施策の流れに身を任せ、

患者様、スタッフの安全も考えながら、戦い続けます。

 

研修医になりたての頃、

”警報が出たら病院は休みになるんですかね?”

と尋ねて、当時の病棟医長の先生から、

”馬鹿野郎、災害やとんでもねぇ時に動くのが医者だろう!本気か?(原文ママ)”

と叱られたことをふと思い出しています。

 

災害地医療に赴く気持ちになったのも、岡山市内ですが感染症対策理事の責務を

果たそうと思うのは、この”医師免許”の重みを再確認した事かもしれません。

もちろん、医院での診療は今まで以上に精度を上げます。

 

国の会議に出れば、”50代は小僧”というのがよくわかります。小僧なりに、図々しい

動きも取れますから、疑問はしっかりと解消し正確な情報を、やや遅れても発信します。

とりあえずは、木曜日の会議、金曜日の会議が待ち遠しい。

 

本日も診療をしっかり行います。

 

江口小児科  江口尚彦