まだ終わりは見えません・・。

今日のお話
医療は止まりませんよ。

ただし、今年の上半期と異なり環境はかなり充足しております。

後半の新型コロナウイルス感染症都道府県感染症対策の後半戦が始まりました。

先週、木曜日。

昼に要保護児対策協議会(岡山市)に出てまいりましたが、コロナウイルス感染症

の影響で、在宅を余儀なくされたり、学校も休校となったこともありますが虐待は

増加していました。ここにも影響あり。

 

同日、夜に”岡山市休日夜間急患診療所”の環境改善会議の進行をしてまいりましたが、

市内の内科、小児科、耳鼻科等多くの出務される先生方のご意見もうかがうことができ、

クリーンな診療所にすべく安全・衛生に関して、更に高める具体案を固めてきました。

決定になり次第、当院もそれに習い今以上のクリーンな空間を作ります。

 

そして翌日、金曜日が日本医師会との会議です。

・PCR検査の増加

・正しく、感染症を知りむやみに恐れるだけではなく、慎重に行動を

・経路にもよりますが、新型コロナウイルス感染症陽性の方が激しい風評被害にあって

いますので、それに対しての救済

・医療機関も、一定の基準をクリアーしている場合に日本医師会と厚生労働省から安全な

医院であるという啓もうポスターが発行

・避難所での対応

簡単にまとめるとこのような状況になっています。

現在、検査数が全国的に増えていますので日々の数字はどんどん増加ですが、7月31日時点では

漸増の状態。今後の皆様の行動でこれが爆発的感染になりますので注意が必要です。

 

これからよく聞かれるかと思いますが、HEPAフィルター付きの空気清浄機、オゾン発生装置。

このようなものがやはり有効です。

2台設置。
オゾン発生付き。

診察室にある清浄機。
HEPAフィルターと紫外線での殺ウイルス。

HEPAフィルター空気清浄機。3台。

当院では現在この6台が稼働しておりますが、さらに6台追加設置を行います。

インフルエンザも今年度はできうる限り早めに終わらせて、抗体を獲得し二重感染を

防ぎましょう。

 

過度な受診抑制が、高齢者では認知症の急増につながっていますし、小児も必要な健診が

受けられていない状態で、見逃しが心配なところ。

また予防接種(小児の定期接種)も減少です。

新型コロナウイルス感染症が終息後に、この影響は必ず出てきます。

感染症とずっと暮らし、何年も我慢はさすがに応えますが、せめて来年3月までは日本は

行事も含め、はなからなかったものとしてゆっくりと過ごしながら、安全に経済活動を

再開するべきでしょうね。

 

これから、猛烈な暑さで熱中症もありますし、夏風邪症候群が一気に増え始める可能性も

ありますし、秋以降は台風や長雨の影響で細菌感染の増加も懸念されます。

そして、風邪自体が増える冬。

 

クリーンに安全を守るのが医療機関です。

高度医療機関で、受け入れが苦しくなるのも医療崩壊ですが、意味なくの受診控えは逆の医療崩壊

です。国もその部分を懸念していますし、私たちも同感です。

 

情報の極端に少ない状態も洗脳されますが(例えば戦前)、情報過多の現在も正しい情報と誤情報が混ざるので、

”意味のない恐怖”という洗脳が起きています。

 

今後も週に1度は保健所との会議、月に一度は国の会議、臨時の感染症対策会議でしっかりと皆様の

健康を守る方法を作り上げていきます。

今までが、たまたま平和だったにすぎないわけで、新興感染症が出ると一気に状況が変わります。

今年の状態は、やはり必然だったのかなと私見で感じていますが、必ず訪れる平和を目指して走ります。

 

9月以降に、冬場の検査に関しての指針も出ます。

 

今年は、間違いなく教科書にのる状態ですが、予測不能なものに関して見逃さず動きます。

 

これだけは覚えてください。

 

”外部で感染、医療機関で治す”

 

今日も、クリーンな環境で頑張ります。

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科  江口尚彦