11月も最終の週に入りました。
やはり早い。時間が過ぎていくのが。同時に年もとる・・・、いや年輪を重ねるのが。
夏とのギャップが激しすぎるためか、いわゆる風邪の勢いは止まりそうにないですね。しっかりと予防を行いましょう。
インフルエンザの大流行はありませんが、感染性胃腸炎、マイコプラズマ、そして水痘。現在のトップ3はこのような状態です。
原因不明のウイルス性の熱で長引く場合もありますし、楽しい年末を目指して、行きましょう。
やはり、いつ、どこを受診した方がよいのかというご質問を多々いただきます。
シンプルに言うと2つ
・いつもと何か様子が違う(熱のあるなしにかかわらず受診です)
・親御様が同じ症状ならばどうされるか
です。
小児の難しさは、前回と重なりますが、患児が自分で症状を訴えられないところです。
ですから、まずは内科医である私たち小児科が診て、とても内科の手に負えない特別な技術がいる場合に、細かい皮膚疾患は皮膚科様、目であれば眼科様、鼓膜に外科的処置がいる場合には確実な技術を持った耳鼻科様などにご紹介していきます。
今後は、肺や胃腸の病気が増えてきますので、ひとつの目安にしてください。
どのくらい受診を待つか、ですが、インフルエンザが疑われる場合でもまず見せていただき、危険性が高い場合は、翌日に検査で確定しますし、夜や朝に吐いた場合もすぐの受診が良いかと思います。
自分が同じ症状だったら、どこに、いついくか。
これを指標にしましょう。
小児科医が考えるのは、目の前ではなく、20年後のその子の姿です。もっと言えば、こうやって記載している僕がいなくなった後でもよい治療を受けることができたと、患児が将来思ってもらえることです。
僕たち、小児内科屋は、子供の総合デパートのインフォメーションと思ってください。適切な売り場が必要な場合は、確実な先生をご紹介します。
我々、大人は子供の健全な未来を作る義務があります。
どうか子供さん主体で受診を考えましょう。
全く別な話になりますが、当院は第2、第4木曜日のみ休診という変則スタイルなので(乳児健診で保育園にお邪魔する時間がとれないため・・)、2か月ごとのスケジュールを詳細に記載してお渡ししています。大変ご面倒をおかけしますが、診察券と一緒にお配りさせて頂いている紙をお読みいただきますと幸いです。
年末ですが、12月27日が第4木曜日、28日が普通の金曜日ですので、皆様にご迷惑をおかけしてもいけませんので、入れ替えて、12月27日木曜日を通常通り18時半の受付で行います。
12月28日から1月3日までが休みとなりますが、その間は12月31日までされる中村耳鼻科様が見てくださいます。
中村耳鼻科様の冬休みが1月6日までのようですが、1月4日、5日、6日は当院が責任を持って、診察しますので、ご安心ください。
また年末が近くなるとご案内をいたします。31日までされるということ、感動いたしました。
あと1か月と少し頑張りましょう!
よろしくお願いいたします。
江口小児科
江口 尚彦