まあ、冬です。間違いなく冬です。
蒲団から中々出られない。なぜか?寒いからです。今朝は特に寒かった。
しかしこの寒さの中をものともせずに暴れ始めているのが”インフルエンザ”です。昨日もニュースで岡山のインフルエンザ注意報が取り上げられていたのでご覧になった方も多いと思いますが、当院も定点観測医院です。先週から、連休を挟んでの傾向を見ていましたが、昨シーズンと同じく、熱を伴わないインフルエンザが多いですね。
もちろん典型的な症状の方もおられますが、頭痛と軽い腹痛、倦怠感のみの場合もあります。その場合は、熱がありませんから、皆さんお出かけや塾、学校などに、インフルエンザのままお出かけになり、夕方に判明、つまり同じ空間にいる方は1日インフルエンザウイルスを吸っていることになります。しかも、今年はインフルエンザA型とB型が同時に流行していますし、ノロの終息もありません。
明日からセンター試験など受験シーズンも本格的です。予防は水分の十分な補給と、できるだけ外出を控えることにつきます。
注意報が警報に変わるのも、そう遠くはないと思いますが、寒さが昨年以上に厳しい今年、もらわない工夫をしたほうが良いと思います。
医師は、ほとんど風邪をひくことなく診療を続けています。なぜか?病院がきれいだからです。感染症に関して、万全な空間づくりと専門知識のあるスタッフが見ていますので問題がないです。施設基準という清潔さを満たす基準もあります。
ノロウイルスなどは新幹線の中で増殖していきました。インフルエンザも、教育現場や商業施設で増えています。
何より子供さんがかわいそうですから、昔の常識だった”病院に行くと何か風邪をもらいそう”というのを転換して、必要な医療を受けるようにしましょう。感染症に加えて、”低体温脱水”などが合併すると命の危険にさらされることもありますので。
よろしくお願いします。
全く余談ですが、受験生の皆様、試験を本番と思わず模試だと思って望み、しっかり集中して緊張しないでいると、案外よいですよ。僕は受験の酸いも甘いも噛み分けていますが、合格のときはリラックスして集中し、試験終了後に、やたらとできなかった問題が気になってました。そうでない場合は、ほかの人の鉛筆の音が気になったりして集中できず、その割に終わると受かった気分になっていました。明日から大変ですが何かの参考になればと記載しました。がんばってください!
江口小児科 江口 尚彦