朝は寒いですなあ。

今日のお話
服をください。

さて、先週金曜日の会議。

まとめに時間がかかっていましたが、昨年とは議論も雰囲気も

違いますね。

全く徒手空拳だった去年は、簡単に言えばおびえて悩ましいという

感じ。今回は先手を打つ方法や踏み込んだ分析が多かったです。

さて、5波収束の最大の謎。

何が功を奏して減少したのかが、正直なところわかっていません。

メディア的には、新型コロナウイルスが増殖の段階でコピーミスを

起こし、弱毒化などとでいていますが、これに関しては全くのでたらめ

と一刀両断されました。

諸外国もワクチンとの関係だけでいえば、減少が説明できない状態です。

水際対策、ワクチンが先行したシンガポールは今流行しています。

これは、私見ですが今年のオーストラリアでインフルエンザが少なかった

ように、日本は島国で鎖国に近い状態、国民性で緊急事態宣言での順守が

大きな要因だったのかとも思っています。

ただ、ワクチンは治療で使われている中和抗体を、体内に作らせるものなので

絶対に必要です。

3回目接種に関して、ワクチン分科会では何一つ決定事項はありません。

ただし、行う方向との流れがあり、県ではなく市町が中心に接種が始まります

ので、その準備の為、ある程度”行政連絡”がされていますが、それを決定事項の

ようにニュースに載っているため、12月までは”フーン”という程度で見ていて

ください。新しく政権発足がなされ、早く政治が動き出すことが大切です。

あとは、病床を十分以上に用意をされているのに、マンパワーが足りないために

稼働しなかった病床を、これもマスコミの造語で”幽霊病床”と呼ばれていますが、

これに関しては、全国知事会、日本医師会が次期総理に強く撤廃を直談判される

ようです。理事会は、会議ばかりですが報道と現実の違いを大きく理解できますし、

一番大切な日常診療に反映して、皆様の疑問に即応できるように研鑽できますので

これからも頑張ります。

さぁて、鬼スケジュール後半、土曜日は休診ですが学会で発表やら座長やら緊張を

強いられることをしております。

今日も頑張ります。

 

江口小児科  江口尚彦