感染症との戦いは難しい。

今日のお話
国として穴だらけの感染対策。

コロナは社会生活も大きく変えましたし、医療現場も含めめちゃくちゃに

なりましたが、ある程度の制圧方法はわかり始めています。

となるとここ2,3年流行ののなかったウイルスたちが暴れるわけです。

今、嘔吐を激しく起こすアデノウイルスが注目されていますが肝炎のサイン

も見逃せない。嘔吐や発熱は代表的な症状ですし、今までもアデノウイルス

腸炎は数多くありました。

コロナが流行中に、小児科として珍しいほど他の感染症がありませんでしたから、

どれが流行しても重症になる可能性はあります。

嘔吐、熱もそうですが、異常にけだるそうにしている、ぐったりしている場合は

疑った方が良いですね。

アデノウイルスでこのような状態になるという事は、いわゆる手足口病などの夏風邪、

2歳以下は全く知らないインフルエンザ感染症もこれは怖い。

今年の後半も、流行の地図が変わるだけで予防は続けないといけません。

終わりなき戦いの始まりです。

 

本日14時まで診察です。

 

 

江口小児科  江口尚彦