モラル崩壊。

今日のお話

コロナは増加に転じていますが、他の感染症の症状が明瞭で

激しいことを考えると、やや弱体化とも取れます。

風邪なので人が動けば増えますし、分類変更の議論が求められます。

 

最近、医療の本来の姿をはき違えている方が多い。

医療は、治癒することであって、それなくして商売にのみ走る局面が

増えました。

 

検査は、結果に関するアセスメント(分析と治療の方向性)を伴わないと

意味がないです。

検査して結果を渡すのみ、もはや医療じゃない。

僕自身が何歳になろうと、青臭いと言われようとも、子供さんの将来を

考えると1滴の血液で、その子の楽しみを奪いますか?

検査をした医師が責任を持って、結果の分析無しで丸投げ。

保育園で、哀しそうな顔をして、他の子のおやつを見ている子供の顔。

健診の際に見ているこちらがつらくなります。

 

正しい採血方法で見直すと全くない場合が多い。

 

あとは、夜間に仮に子供さんがしんどくなって救急を受診した時、小児科医が

出てくるのが当たり前です。

昼に子供さんを見ているならば、夜間、祝日、年末も子供を見れるでしょう。

でも、小児科医ではないから診れないと言われる。

 

自分の専門科のみに集中して欲しい。

子供をお金と思わないで欲しい。

 

地理的に誤解を招きやすいですが、市内でほとんどしていないことが近くで起こると

心から悲しくなります。

小児科を数年研修し、尊敬できる方もたくさんいるのに。

 

あとは、昨日のニュース。

人を見ることを何だと思っているのでしょうか。

私人として、社会に迷惑をかけない趣味に興じるのは当たり前ですが、公人として

公序良俗に反するのはいかがなものか。

 

誰も言いませんので、あえて記載しました。

年を重ねるごとに子供の可能性、変化に驚いています。

我々にそれを奪う権利はない。

楽しく社会生活を送れるようにただ治癒を目指して応援するのみです。

 

今日も頑張ります。

 

江口小児科  江口尚彦