昨今の風疹の感染に関する報道の影響もありまして、関東地方を中心にものすごい勢いでMRワクチンが注文されたようです。
当院では、現在必要な子供様に確実にワクチン接種ができますように、備蓄はせずご予約制で対応をさせて頂いておりますが、昨日メーカーの方より確実なMRワクチンの納入ができなくなったとの連絡を受けました。
現在ご予約をいただいている第一期の方を優先して接種をさせていただき、第二期の方以降に関して、ご予約を一時的にご変更していただいているのが現状です。
風疹という感染症が報告が減少していたため、数年MR（本来は小児専用）ワクチン、風疹ワクチンともにメーカーとしても生産量を調節していたようですが、ここにきてそこまでの内情を把握することなしにワクチンをとにかく接種しましょうと報道でのあおりが多く、突然需要・供給のバランスが崩れた様子です。
現在も、今後も今守るべき子供様のワクチン接種に努めてまいりますので、ご予約の変更等をお願いすることが出てまいりますが、現状を鑑みまして、ご理解・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
2009年の新型インフルエンザのワクチン以降、ワクチンは先行する報道のため翻弄され続けです。
納入して下さるメーカー様のご苦労もわかりますし、我々も子供様への接種が自由にできないこと自体、非常に苦しんでおります。
現状、当院の需給バランスは、正直ぎりぎりですが、今後の供給の状況を見ながら、随時御予約に対応していくことができますように努めてまいります。また、報道機関の方も、ワクチンの接種量の現状を十分に把握した上で、風疹の報道をしていただきますよう、重ねてお願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。
江口小児科 江口 尚彦
