あたりますね、天気予報。さすがです。

 

と、言いたいくらい今朝は寒いです。

5時過ぎに家を出て、車載ですが温度計でこの冬初めてマイナス1度を見ました。

乾燥も相当ですし、夕方の洗濯物がすべて乾いている状態でしたね。

 

昨日は、保育園の検診で動いておりましたが、それほどまで寒さを感じることなく過ごせましたが、今日は別世界です。

インフルエンザにしても疑い例で検査を何人かさせていただきましたが、陰性でしたし、むしろノロウイルス、RSウイルス、一般の風邪が圧倒的に多かったです。問題は、乾燥と寒冷がここまですすんだ今日からですがインフルエンザも十分に警戒が必要になってきます。

遅まきながら、漢方の勉強をしておりますが、無駄に薬を多用しないで免疫を高める背景が理解と納得ができましたので、間違った時期の投与は避けますが、今年は漢方も治療の併用にと思っております。

 

あとは、予防しかありませんが乳酸菌製剤でもR-OやOクルトなどもよいでしょうし、脱水になって輸液をする機会もますます増えてきますので十分な接種をよろしくお願いいたします。

 

いろいろな病気の治癒の基準も難しいところですが、いわゆる法定伝染病を除けば、ノロ、ロタなどの疾患も主要な症状が完全に消失して最低でも2日経過して、動いたほうがよさそうです。子供さんの免疫が低下してしまっている時期に集団にもどり、すぐに感染が成立して、入院になれば逆に時間がかかりますし、なにより本人が苦しいことになります。

 

開業医をしていて子供さんとの距離が勤務医時代と比べ近くなりましたが、子供の発想は面白いと感じることも多くなりました。診察室の天井を見て、

”雲が出ている、歯が生えている、綿菓子が出ている”さまざまなことを考えるようですし、当院のキャラクターを見て”子供は下着を着けているのに、なぜ大人の方は何も履いていないのか”など、僕自身が作成をお願いした時には思いもよらないことを話します。その子供さんもすぐに忘れると思いますが。

子供は自由に考え、自分の欲求に正直で、すぐに忘れる。それが当り前です。

小児の医療や教育もそうですが、今目の前が良ければ終わりではなく、大人になったときに元気であればいいわけで、それに必要な最小限のこと、また安全なことをしなければと日々考えています。

 

イベントが、多い時期がやはり続きますが、高校最後の卒業式であるとか、受験などは別として、保育園、幼稚園など子供の記憶にほとんど残らない場合は、体調を優先しましょう。

感染症も凶悪になりますし、激しかった夏の疲れも完全には消えていないわけで、年末年始も含めしんどい状態が続くと子供さんがかわいそうなことになります。

第一にわが子の一番楽な状況を考えて、それに必要な行動を僕たち大人がとるしか、本当の意味で子供の未来を守ることはできません。どうかそこを重視して、予防に努めましょう。

 

これからの季節、消毒も大切ですがセOバーZというものが非常によさそうです。実際の噴霧でインフルエンザ、ノロなども清浄にできますし、加湿器に薄めた状態で入れて使用していると部屋全体が知らないうちに清潔になります。僕自身も実際にしましたが、口の中に噴霧しても問題がないものなので、安心して使用できます。

 

さて、今日からインフルエンザがどのように動くのか心配ですが、特に受験などを控えた皆さんも、無理せず体調を最優先してください。

残りわずかな今年ですが、笑顔で終われるように頑張りましょう。

よろしくお願いいたします。

江口小児科  江口 尚彦