今日と明日センター試験ですが、万全な体調で望まれていますか?培ったものを全部出して頑張ってください。
今年の寒さと連休明けのインフルエンザ急増が影響していなければと懸念しています。
年明けに、ほんの少し暖かったことで、若干油断をさせたところに突然の増加です。成人が罹患する率が高いようですし、脱水にならないことをこころがけてくださいね。現在はA型がおもに流行していますが、高熱はありますが、咳や鼻水が続き、という部分がなかったり、極端な高熱がないことも拡散の要因になっていると思われます。ただ、異常な倦怠感はありますから、いつもと違っておかしいと感じたら、無理を絶対にせず、医療機関を受診してください。
最近CMで、インフルエンザの薬のことなどが出ていますが、飲み薬や点滴が効かないタイプもやはり増えてきています。2009年に新型インフルエンザとして発生したものです。中国地方でも島根県あたりが多くなってきていますので不要な外出はできるだけ控えましょう。
あと、子供さんの苦しさを考えたら、十分に法律で決められた期間休んでください。ときに驚くほど早い治癒証明書を見かけますが”診断されて5日、かつ解熱後2日”という基準は変わっていません。一部医師の判断によるともありますが、保育園の健診などにお伺いしても、頭をひねるほどはやい証明書がありますし、明らかに改善がないまま登園している子供さんをお見かけします。医療機関も厳密にせねばいけませんが、皆さん全員が平和で楽しい春を迎えるためにも、徹底をお願いいたします。
子供には、すべて選択権がありません。我々成人がしっかりと考えて行動しない限り、拡大は防ぐことができません。
予防接種のとりあえずの速報ですが、水痘ワクチンが平成26年秋から定期化になりそうです。B型肝炎は見送りとなっています。ただ水痘もかなりの勢いで増加中ですので、接種控えなどはお考えにならず、秋までの間も集団生活に入るならば接種をおこなうようにしましょう。水痘ウイルスは、一度体内侵入すれば、生涯体内にいますし、疲れた時にいろいろと悪さをしてきますので、決して軽いものではありませんので。詳しいスケジュールなど、さらに詳細な情報が入れば、すぐにご報告いたします。
現在は、ノロウイルス、インフルエンザA(成人ではBもかなり出ています)、水痘などが目立ってきました。
繰り返しですが、無理をしない、させない、十分な水分補給、正しい受診これにつきます。
今後さらに見通しがつきにくい冬を乗り切るためにもよろしくお願いいたします。インフルエンザも来週あたりで警報に変わってもおかしくありませんから。
今年は、笑顔で桜が見たいですね。
江口小児科 江口尚彦