The Day Of Flu~エピソード6 完結編 静かなる追跡~

もうここまでくると、完結編とせざるを得ないでしょう。映画製作の予算もありませんから。というのは冗談ですが、大流行は終わりました。インフルエンザも散発的に見られてはいますが、3月のような脅威はいったん過ぎ去った感じです。ただ、一時的に危険度が下がっただけで、鳥インフルエンザも含め、見逃しなく観察していきます。

今週もインフルエンザBの方がおられましたし、他の先生方にお伺いしてもやはり少しずつですが検出はされています。ぐんぐん上昇する気温で一気に減っていくことを祈るばかりです。

通常なら落ち着いた春の訪れなのですが、もはや昼間は初夏。溶連菌感染症、あせも、とびひなど夏を想起させる疾患。日中の暑さで軽度脱水、頭痛・おう吐と熱中症の始まりを予感させるものも増えています。現在は圧倒的に感染性胃腸炎でしょうか。

ロタがいなくなりません。保育園から中学校まで健診にあちこちお伺いしていますが、必ずおられます。

あともはや砂嵐といっても過言ではない、粉じんですね。予報通り連休突入前に消失してくれるとありがたいですが、肌の乾燥と赤み、喉の痛みや声枯れ、止まらない鼻汁、頭痛なども続いています。一般的な風邪のあとにこれらが重なって、なかなかすっきりとしない方も多いです。

もう、とにかく水分を摂取し、帰宅後は十分洗い流して対処するしかないです。

この後は、今年の西日本は昨年以上の暑さが予想されているので、今から熱中症対策の体力を作る必要がありそうですね。

”これ”といった決まった感染症の推移がないため、更新が遅れましたが、現状をご報告いたします。

いつもの”余談”ですが、今回はタイトルを本当は”まいったねえ”としたかった。何か?鳥のフンです。

彼らはすごいですね。一直線に飛びながら緻密な計算のもときれいな放物線をえがいて、お土産を残していきます。僕の車は連日どこかしらにお土産が付いているんですね。たくさんとめてある車の中、よくぞこれだけ集中的につくものだと、逆に感心せざるを得ませんし、物理となると絶対に連中の方がよく知っているわけで、かえって鳥に凱歌があがります。

僕は、ムツゴロウさんに負けないほどの動物愛護派と勝手に自負していますが、鳥はなぜ僕の車にお土産を残すのか?しかもほぼ毎日。ここまでくるとプライベートではフンとの100年戦争です。

仮に、全世界でフンという言葉が、運につながり幸運だというならば、もう、ただちに宝くじを買いに行きますが、英語ではluckyですし、幸運だからと楽観できないです。困ったもんです、アインシュタインばりの鳥の計算には・・。

インターネットの落とし穴を一つ。

例えば、数日して”ムツゴロウさん”や”鳥のフン”、”アインシュタイン”と検索すると不思議にこのページも出てきます。なにも生産的な内容のない余談の部分が。検索内容がすべて正しいかというと結構な頻度で間違っていることもありますので、気をつけてください。

僕自身”計量戦隊 メジャー”と検索して、このページが出た時には笑いました。免疫活性にはよいのかな?

くだらないことを記載している理由には、ネットの危険性も伝えたい意味もあるんですけどね。

さて今日の傾向と、明日、日曜日の夜に休日診療がありますので、さらに感染症やその他の疾患の可能性を模索してきます。本日土曜日もがんばります。

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科  江口尚彦