いや、一変してこの寒さはなんですか!

今日のお話
こんな感じの

天気予報にくぎ付けですが、今朝は寒い!!顔が痛いです。

ラスト寒波と思いたいですね。

真っ白な雪がこの寒さを待ちかねたように降りそうです。

学生時代のんきな僕は、岡山から山陰に移り、雪と聞いただけで

エネルギー充てん。無邪気そのもの。

でしたが、感染症を考えると色々気がかりになります。

今季、まだまだインフルエンザ警戒中です。ピークを少し超えたとはいえ、巻き返しにくる可能性もありますし、A、Bともに流行です。

成人から始まった今季のインフルエンザ。

まだ成人の方がかかるケースが多いです。しかもたちが悪く初期症状が、本当に軽い。しかも検査に感知しにくいです。

市内の二次救急の病院でも臨床判断でのインフルエンザが多くなってきました。

あとは

王の反撃

一時、王立軍が撤退していたはずですが、遺伝子型変異のノロウイルスの影響もあって王と、いや嘔吐(かぁひつこい)の戦いが再燃しそうです。

手足口病、溶連菌。

いわゆる夏風邪症候群がまだ残っているのも不気味ですし、おたふくかぜもおととしからずっと安定的にいる印象です。

寒波が過ぎれば、ロタウイルスを考えねばいけませんし、花粉もかなり飛散が始まっています。

平和な春がちゃんとくるのか?と思案しながら

に挑戦中。

の精神で見逃しなく、診断をしなければと引き締まります。

おい、引き締めているのか?忘れていないか?

そうです。確かに気道感染症もずっといます。季節性にRSウイルス細気管支炎などもそうですし、この方

マイコー降臨。

マイコプラズマもずっと動き、しかもますます抗生剤が効きにくい状態です(薬剤を考える、でも記載しましたが)。

小児科を名乗る以上、はちきれんばかりの集中力で進まないといけません。

平和な、雪化粧と甘酒で免疫を上げないとだめですねえ。

南極などで、日焼けや脱水がかなりの死因になりますが、寒いと水分補給が少なくなり感染も増えますし、体力も低下します。

今日の寒さ、十分水分を取ってください。

診察中にもよく言っていますが、粘膜を濡らす、常に濡れた状態にする、これが一番手軽な予防法です。

いつものように

スイッチを最大限に、そして多くのスイッチを入れっぱなし

にして、フル活動させます。

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科  江口尚彦