僕は、ロッキーがかなり好きです。
映画は僕が小学生低学年のころ。
父母と兄の3人だけで見に行ったという話を聞き、ふてくされていました。
時は過ぎて、大学。
親友のミスターUと15インチほどの小さなテレビで見て、ボクシングというテーマをもとにした、深い愛情、努力の大切さを伝える物語だとわかり感動。
翌日勢いで空手部に入りました(ちょっと馬鹿)。
さらに時は過ぎ、今年ミスターUと新年会をしていた時です。
脳外科医である彼は、
”子供に見せるものは、大人が責任をもって選択しないと、物語のメッセージがわからない上に、格闘ものなら殴り合いのシーンだけで、将来の性格形成変わるんだぞ”と熱く語りました(成長?)。
なるほど。
当時見せてもらえなかったことには意味があったんだなとわかりました。
確かに小学生の低学年の僕では、ただ殴り合いのシーンだけに興奮して、あとはつまらなくみていたかもしれません。
親に進められていたものを見る小学生の前半ころと言えば、アニメでしたかね。
アルプスの少女ハイジ(CMではなく、オリジナルのものです)、フランダースの犬など宮崎アニメーターの作品。あ、未来少年コナンもありましたね。
親が制限をあまりかけなくなった小学校後半からは、ザ・ベストテン、ドリフにどはまり。
中学生になった年に連載が始まった、Dr.スランプあられちゃんなどジャンプ系の漫画に没頭していきました。
同時にプロレスに夢中で、チャンピオンベルトを作ったりしてました。天理教の塾。おあつらえ向きな座布団と畳がありましたから、プロレスごっこ。
高校からは、北斗の拳、ドラゴンボール、キン肉マン、そして幼小児期に聞いていた洋楽(今も最新のもの、80年代、70年代など様々)。
両親は、見透かしていたのかもしれませんね。乳児期が大切なことを。
好きな事を、夢中でとことん楽しめるようになることを。
幸い、曲がった考えにはならずここまで来たように思います。
少なくとも、作品の真意が理解できるまでは、あまり過激なものは見せない方が良いですよ。脳外科医にこんこんと説かれました。
テレビやスマホを見るのは否定しません。逆に乗り遅れ、学校などでいじめにあってもいけませんし。テクノロジーも進歩します。
ただ、可愛い我が子に暖かいイメージで行ってもらうために、ある程度選別はいりますよ。
親の手を離れてからの時間のほうが圧倒的に多い。
自分の好きなものにどっぷりとはまるのはそこからです。
普遍的なものもいいですね。絵本もそうです。
僕が見ていたものも医院にあります。良いものは変わらないんですよね。名作 ぐりとぐら でも大抵大きなパンケーキを想起するのでは。
コアラ人の独り言