もちろん犯罪行為は許せませんし、別ですが。
僕自身は、常に両面から物事を考えています。
ある視点で見れば正しいと思うことも、立場が逆だとむごいと思われる行為になります。
両者の視点で考えてないと、ただの頑固者になってしまいますから。
いずれ桃の屋太郎の小説に込めた意味も話します。
ここのところ、耳に痛いことを記載してきました。
ですが、反面お母さんの仕事や日常生活での忙しさ。
時に途方に暮れる育児との両立の大変さも考えています。
ネットの情報やテレビの情報で、不安感をあおられ、マニュアル化ができない育児。
子育てをされている方が、自信をもって進みにくくなっている現状に憂慮しています。
お母さんが肩の力を抜いて、ご自身が楽に過ごせるようにしていただくのが一番です。
どうしたらよいか気軽に相談できる方の常識が古いと悩まされます。ネットでも情報過多。
可愛い我が子の幸せになるのならばという不安に付け込んで、
”3歳までは泣かせない、ほめて育てる”
今の育児書や見栄えがよさそうな雑誌にあふれています。
絶対に実現は不可能な子育て方法の羅列。その通りにせねばとの情報による囲い込み。
今のお母さん方の、精神的・肉体的な疲労に頭が下がります。
現在乳児でいる子供が、将来仮想通貨を駆使したり、AIとの付き合い方も考えるようになるでしょう。
おそらく2017年現在の、常識が通じないときも来るはずです。確実に。
今の子供さんが国際社会を自由にを楽しめるように、お母さんも気楽に、楽しく接してください。
親も人間です。
聖人君子でいる必要はないです。子供さんを育てる義務を背負われているのだからこそ、
感情に任せて声をあげる事も当然です。親の権利ですから。
時に無性に抱きしめてあげたいとき。感情のまま思い切り抱きしめてください。
我が子は、自分の宝物だから1番だと、本気で信じてあげてください。
お母さんが楽だと、子供さんはこちらの顔がくしゃくしゃになるような笑顔を見せてくれますよ!
厳しい事を時に記載しますが、基本は育児主人公のお母さんが、できるだけ楽にできるようにと
いつも考えています。
いわゆる”仕事”。大変ですが、終業時間が来ます。
しかし育児はエンドレスですから。
お母さんの癒しになれるべく、誤情報を排除していく努力を続けます。
大好きな言葉です。
”子は親になり、親は子になっていく”
力を抜いた、育て方が必要になってきます。そして、今後国際化がますます進みます。
今の子供たちが自信をもって人生の海へ進み始めるには、小学校までは親の力が全面的に必要です。
中学校になり子供自身が色々と考えはじめるようになるでしょう。
そして文化の中心、高校生活が楽しめたら最高です。
長い人生の航路で、高校時代までの過ごし方で本人の進み方も変わります。
時に、子供さんが疲れたら”母なる大地”に寄港するため戻ってきます。
そのためにもお母さん自身が育児、生活を楽しめないと良くないですよ。
先ほども記載しましたが、育児にマニュアルはありません。
緩く、良い意味で肩の力を抜いて過ごしてください。
小児科は、お母さんの優しさを安心して存分に子供さんへ向けてあげられるようにする場です。
論語を読み込めば深くストイックな思想が出てきますが、お弟子さんから人生を一言で、と問われると
”思いやり”
と孔子は答えています。
僕は、皆さんが安心して育児に取り組めるように、しっかりお話を聞きます。
僕自身が孔子になれるのか、日々研鑽ですね。まだまだですが。
よろしくお願いいたします。
江口小児科 江口尚彦