皆さん走っておられるので、僕は静かに。

育児の迷走(ネットの罠)
もちろんオペレーターの増員はありません。医療ブログなんで。

おはようございます。

急激に寒さが増してきますので、昨日改めて見た、

この3つ。

についてしっかりと考えてみたいです。

僕が、始めて大掛かりにした、ネットの正体暴きです。

医療機関は、色々と決まりごとが多いです。医療行為の宣伝は絶対にNG

例えば当院が”kazenaoru@…..”のようなアドレスだとあたかも素晴らしく風邪を治癒する

イメージが出るのでだめ。

厳格です。それならば、

これや、

これ。

これも。

さらにこれ。

を掲載しているというのは、ややおかしいことです。何かをCMしているように思われる。

でもインターネットの罠を、逆手にとって大切な子供さんに良かれと検索しておられる皆さんに

気を付けていただきたいので掲載・考察をしました。

ただ育児に関するある意味究極の答えとも考えられるので。

さて、矛盾するようなことを書いていますがなぜでしょう。

あの3つに関して、今までに僕は”面白い本だ”という表現は使っていません。

タイトル、すべての文章は僕が考え、制作を”PC”でお願いしたので、PCで注文し・・。

と書きました。

中身を明かします。

まずは、

裏側。

これも、

中身。

全部、ノートに精巧な架空の表紙だけをかぶせているだけです。

著者名もよく見てください。絵本風ノートは”ねつ とのじろう”と”Datar Ame”。

ネットの次郎とでたらめ、です。

 

小児科医を始めてネットの環境も進み、検索が非常に簡単にできるようになりました。

しかし、そこに大きながあります。

健康食品も、本当に健康ならば”個人の感想です”や”取材当時の年齢です”とつける必要性はない。

薬剤を使用した結果の写真に関しても、僕レベルでここまで”本らしきもの”を作成できます。

保険診療で正しく監視されているクリニックは、医療行為の宣伝は絶対にできません。

病院レベルは別になりますが。

写真のみで信用するのは危険ですし、それですべてが足りるのならば医師はいりません。

さらに後からも記載しますが、その情報提供者と直接やりとりができるなら、精度は高いです。

一方通行は、悩まされるだけです。

 

あと、あえて白紙のノートにしたのは育児に関する深い意味を込めているからです。

育児のコツや魔法のような言葉は存在しません。

真っ白な、美しい状態の赤ちゃんがすくすく育っていくために一番大切なのは、

お母さんが楽しく、力を抜いていくこと。わが子が一番と信じてあげることです。

楽しい気持ちでこのノートに記録を書けば、後から見ても笑顔になれる日記になるでしょう。

医療責任のない、他者の言葉に不安にさせられ記載すると、支離滅裂になるかもしれません。

 

今の成人に問いたいですが、2歳の時に食べたものを覚えていますか?

どんなことをしていたか覚えていますか?

ほとんど記憶はない。そこにつけこむように怒らずに育てる、家来になるように育てる。

といった育児ビジネスが横行しています。

本質は正しい部分もありますが、かなりひどいものも。

 

本当に3歳までに必要なものは、十分に善悪の概念を教えてあげて、

子供が自分に危険が及ぶ時はしっかりと怒る。

ふいに物を渡してくれたりするなど、良い場合は思い切り抱きしめてほめる。

心肺機能が発達するために、しっかりと泣いているときでも、すぐに全てをやめて行くのではなく、

おむつも授乳も大丈夫ならば、お母さんがしていることを終わらせるまで優しく声をかけてあげて、

その後抱っこをしてあやしてあげたらいいです。赤ちゃんの周囲の安全を目視で確認は、いります。

もちろん手が十分に空いていればすぐに抱っこをしてあげたら良いです。

お母さんが焦っていると、赤ちゃんは余計に焦ります。

いつもと違う泣き方の時は直ちに駆けつける。これは大切ですね。

 

育児の主人公はお母さんです。

お母さんほど、しんどい生活はないです。肩の力を抜いて、これから生きていこうとする赤ちゃんの

強い生命力を一緒に楽しむ余裕をもって欲しいです。

そのために周囲の大人は手伝ってお母さんが楽になるようにする。

ネットの情報もすぐに信じ込まず、アナログですが、様々な現場を見てきた専門家に確認です。

お母さんを追い詰めるようなことを言ってはいけません。時代も背景も違います。

ここまで言っておいて、僕たち自身がいい加減ではだめなので、研鑽し続けます。

あまりにも、ネットがひどいことになってきているので、警鐘を。

写真の加工も簡単にできる時代。一方通行の情報は、まず注意してください。

このブログの内容で気になれば、僕は江口小児科にいますし、双方向で情報の確認ができます。

3つのノートの現物は江口小児科にあります。

患者様の状況によりますが乳児検診の時間などでお見せすることもできます。

嘘はつきたくありませんから。

 

お母さんが楽に育児をするために、

このメッセージ

忘れないでください。SNSがらみでも痛ましい事件が多い。

気持ちが楽になるように、僕は話し続けます。

どうか、今回の真意をくみ取っていただければ幸いです。

 

江口小児科  江口尚彦