という感じで、楽しめる日が早く来ますように。

今日のお話

おはようございます。

出勤時の明るさを徐々に感じられます。まだ朝は寒いですが。

昼は一気に気温が上がり、レジャーに向けて楽しい気分になる所。

ですが、邪魔者も。

感染症は、僕のような小さなクリニックでもインフルエンザは減少

ですが、消えてはいません。昨日もA型、B型どちらも。

溶連菌感染症、手足口病、ヘルペスウイルス感染症。

おそらく、突然短い春がきて、一気に梅雨。

そして、冬の反動で今年も猛暑になりそうです。

嘔吐の方も増加。

毎度ですが、体の中の繋がりの異常を見逃さないで行きましょう。

例えば、

胃が空っぽだという信号を脳に送り、脳が血糖値のサーチ。

低血糖であることを感じて、空腹だという指令を出します。

各臓器もそれぞれ、その報告により、食べ物受け入れ態勢を開始します。

 

皮膚が気温を感じ、寒いという信号を脳に、すると暖かいものを欲する

ように誘導されます。

視覚的にも嗅覚的にも、希望通りのものを探し、たどりついて手に取ると。

唾液の分泌が促され、胃が噴門という入り口を開けて、受け入れ万全。

 

そこで食べて、飲み込み胃の容量にちょうど良くなると、噴門を閉じて

消化活動が開始。

 

終了後に、今度は幽門という胃の出口が開いて小腸に食べ物が移動します。

小腸も栄養分を迅速に吸収して、血糖の上昇を脳に伝えます。

 

十分な血糖上昇を確認したら、今度は大腸で水分が吸収され、それも脳に伝達。

そこで、満腹を脳が判断したら食事が終了。

 

簡単に書いてこんな感じでしょうか?

 

ここに感染症が加わり、胃の動きを完全に止めたとすると、

最初の胃が空ですよというシグナルが、脳に届かない事になります。

 

血糖の低下だけで、脳は当然食べる事を指示します。

ですが、胃の入り口も十分に開いておらず、胃の内容物も残ったまま。

 

食べても、食べても血糖が上がらないため、胃自体の限界まで食べ物がはいり、ここで

胃が苦しいというシグナルを送って、一旦食事が中断。

まだまだ、腹に食いもんばぁ、残っとるがよう。

そうです。胃の中は、ぱんぱんです。

そのあと待ち受けているのは、とめどない嘔吐です。

”いつもと違う”

気を付けましょう。

あとは風と砂でしょうね。喉の粘膜も擦り傷だらけ、服の隙間に入って肌は痒い。

あああ、平和な春。探します。

今日も頑張ります。

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科  江口尚彦