おはようございます。
昨日の健診でも、風邪、嘔吐、軽度の気管支炎入り乱れていましたね。
インフルエンザも、1999年の観測以来、現状でも過去最高の流行。まだ残存しています。
麻疹も今は愛知県のニュースが多いですが、連休明けはどうなることか。
季節を無視した、感染症の正に”仁義なき戦い”。
こちらは、どこまでも受けて立つつもりですが。今日明日の様子で、かなり連休以降が
読めるかなと思っています。
ただ、診療室で見せる子供さんとは違う、より無邪気な様子。
あんな小さな子がこんなに大きく、ちょっととんがってなど。
健診は楽しい。というか、小児科が楽しいんでしょうね。
僕は、自分に欠けているものをとにかく追い続けていますが、どうしても一面のみで考えると
感情がざわつくんです。ともすれば、頑固じじい?
そこが、まだ修行のたらんところだなと思います。
昨日は楽しみにしていたアウトレイジのDVDが届き、週末に見るのが楽しみですが、
”仁義なき戦い”、”アウトレイジ”、”半沢直樹”。
見るとかなり気分がすっきりしますが、ただ勧善懲悪で楽しいわけではないんです。
視点を変えてみたら、どちらが善で悪かわからなくなります。
その余韻というか、考えさせられる事が楽しいですね。面白い点でもありますし。
桃の屋太郎もそんな考えから書いてみました。
”桃太郎が善で、鬼が悪”。そんなに単純なものだろうか、リアリティを持たせられないか。
昔話だからと言えばそれまでですが、色々な物の考え方が子供さんに響いた方が良いかなと。
その社会構造にようやくおっさんになった今、気づかされています。
色々な状況を見てきたからこそ、危険を避けて子供さんが本気で遊び、とことん健康で楽しみ、
それが大きな楽しい記憶になり、可能性を広げることが僕の思う正義ですが、
逆の場合で言えば、何もさせないでという考えもあったり、心配ばかりをと思われる場合も
ある。そこに気づかされるわけです。
ただ、医療行為は特に、子供が大人になった時に好きに動くことができることを第一義に考えるのが
小児科医の本来の姿なわけで、その軸は絶対にぶれずに視点を広げます。
さて、8時半に備えて十分整えております。
本日もよろしくお願いいたします。
江口小児科 江口尚彦