よいお年をお迎えください!

 

当院は、明日の午前で今年の診療が終わりますので、少し早いですがごあいさつをと思いまして。

最近の寒さのせいなんでしょうね、インフルエンザも少しずつ増えています。

溶連菌、RSウイルスもそうですし、風邪による胃腸炎もやはり増加です。

ただ突出しているのがマイコプラズマです。

肺の過膨張が問題になりますから、呼吸もしにくく咳も出にくいため、長引いていますね。しっかりと胸の音を聞くように今まで以上に心がけています。

当院の半ば、シンボルマークになっていますが、”赤い聴診器”。

このゴムチューブが色々な情報を教えてくれます。特に東北に行った時に、検査の機械もほとんど使えず、視診、聴診、打診などアナログな診察が、ものすごく多くの情報を教えてくれることに改めて気付きました。

耳を研ぎます。

今年は、検査という面ではほとんどしなかったように思います。自分の耳が便りだなあとかんじましたので。

僕の診療のスタイルは、話す、しっかり聞くということですが、その分時間がかなりかかることもあります。ですが、しっかりと情報を収集しないと診察が成り立ちません。

東北では、機械に頼る医療の無力さを思い知らされた反面、改めて患者さんに接していくことの基本的な大切さを感じました。

明日の午前今年最後の頑張りをし、1月1日は休日夜間急患診療所でがんばります。

青臭い、1年の総括みたいになりましたが、これができなくなると僕の診察は終わりかなとも思います。

基本を忘れず、来年もがんばります。

皆様も、健康を十分に保ちつつ、年末年始楽しんでくださいね。

1月1日の状況もまた、来年報告します。それでは!

 

江口小児科 江口 尚彦