おはようございます。
今日も、朝は寒いですね。そしてやはりカサカサ。
まあ、まあ、まあ。
確かに尋常ではないですね。1週間で10万人近くの方がインフルエンザになっていますから。
僕が一人小児科医で勤務をしていた市が、人口5万人。
ちょっと、怖いですね。
医療全般に言えることだとは思いますが、一回なってみてものすごく苦しみ、もう二度と
あんな経験は嫌だと感じない限り、増えるんですね。
僕は、幸いにというか、なんというか、色々な経験をしてきました。
現在赤ちゃんたちが接種しているワクチンで防ぐことのできる細菌性髄膜炎、小さいがゆえに
考えが足らないためや部活動時代も併せて7度の骨折、それが原因で腰椎ヘルニア。
勤務医時代に、夏季休暇をいただき、さあ明日から仕事のタイミングでの急性虫垂炎、
熱中症で起きた痙攣など、まだあったように思いますがそのあたりの経験値が高い。
だからと言って心配症で、怖がって引っ込んでしまうのではなく、慎重に行動するように
なりました。
親友のミスターUの言う通り、”理解はできても、中々共有はできない”これもよくわかります。
母と最近は長く話すことが多いですが、彼女が経験した岡山大空襲の話です。
当時10歳だった母が、必死で逃げたこと、周囲の景色のこと色々聞きますが、切迫感やにおい、
熱さ、尋常ではない光景。当たり前の平和が瞬時に消える恐怖。
想像力をフルに働かせて、聞いていますが同じだけの感情共有ができているかというと、やはり
わからないです。
しかし、そこまでの怖さが今になって雷への恐怖や世情への心配につながっているのだなと思うと
真剣に聞くことが大切ですし、そうならないようにすることも大切です。
違う内容のように感じるかもしれませんが、数々の病気を経験して、楽なものは一つもなかった。
インフルエンザも罹ったことが、研修医の頃にありますが地球の重力に勝てないほどのつらさでした。
二度となりたくないですね。
毎年、この時期に広がりますが、うつらないようにすることと他の人にうつさにようにすることが大切です。
”自分がされて嫌なことは、他人にしない”
非常にシンプルだと思いますが、ほぼできていないのでは?少なくとも感染症の領域では。
我が子にかからなければ、他に移しかねない行動をとっても、あまり気にされていないのでは?
咳エチケットはできていますか?我が子がほかの人にくしゃみや咳を思い切りして、制止している
親御さんは少なくなったように思います。
お互いに相手への、自分への影響を考えれば、こんなに短期間でインフルエンザが増えることはないはずです。
海外メディアでも、日本への旅行は控えようと報道されているようですし、安全なのかと問い合わせが多い
様です。こんな冬は今までにないですよ。
落とし穴に気を付けて、相互に感染予防しましょう。
朝から、すいません。
今日もよろしくお願いいたします。
江口小児科 江口尚彦