おはようございます。
ここの所熟睡ができにくいですが、早く過ぎ去りませんかね。
山も見えにくいほどの粉塵です。
粉を浴び続けると、室内に粉が舞い散ると、吸い込み続けると、
咳がずっと持続し、皮膚も細かな傷でいっぱい。呼吸が苦しくなります。
必ずしも、かゆみや鼻汁、くしゃみなど花粉症状態でもなくてもです。
今後もこの季節での粉塵量は増加の一方でしょうし、災害後の状況と変わらない。
経験がないと想像しにくいではなく、”粉にさらされ続けること”の怖さを
十分に考えてみましょう。
インフルエンザ自体は、まだ消えてはいません。麻疹も気になる状態が続きます。
小児科の難しさは、対象が子供さんである事。
一回、とんでもない苦しさを味わって、二度と同じようなことをしないようにと
成人ならば考えると思いますが、子供さんには、そもそもその発想がない。
となると成人世代が、目の前の変化し続ける状況を見て、子供が苦しい目に合わないように
しようと考えない限り、巻き込まれます。
目の前の無邪気な状態ではなく、この子が15歳になったら、20歳になったら、そのような
事を想像し、考え、その時に最良と思える選択を今、考えて行いましょう。
ほとんどの方は素晴らしい養育者ですが、時にこちらがうーんと考えるような状況を
放置されている方もいます。
その場合、小児科医は子供の健康を人質に取られているようなもので、可能な限り
道標を示すようにアドバイスを行いますが、大人側の都合によく動ける場合は、良い医療機関。
大人にとって不都合な場合は、悪い医療機関と思われる人もいます。
自分が年齢を重ね、頑固になったためなのかなと思いましたが、ストイックになっているだけです。
どうか、どのような未来も選択できる子供さんに、楽しい健康を渡してください。
それができるのは、最後は親御さんだけですから。
朝から、長文すいません。
江口小児科 江口尚彦