まあ、今朝もさむいわけで全体的に暖冬と言われてもしっくりと来ませんが、
昨日の休日夜間診療所。
インフルエンザの嵐です。ここの所の傾向をたどっても増加し続けていますね。
1月6日、7日が着火点でしょう。
1月5日までインフルエンザが増加していましたが、始業式などで潜伏期間中の
方も含め外出。8日から学級閉鎖が出始めた途端、あっという間に学校閉鎖。
学校閉鎖自体も増えてきていますし、成人が乳児までインフルエンザが増加です。
今季は、シーズン中にA型に2回、B型に2回かかる可能性が高く、また長期予報で
さすがに2月は寒さも強くなります。
休日診療所は、一人の小児科医で診察が追い付かない場合オンコールといって待機
している医師が呼ばれるシステムがあります。
僕自身は、平成12年、まだ医療センターのスタッフ時代からお伺いしていますが、
呼ばれることはあっても、呼ばずに診療をしてきましたが、昨日は初めて要請しました。
これから受験などのシーズンも本格化しますし、イベント後に確実に増えますので、
十分な注意が必要です。
またメディアでも取り上げら始めた新型のウイルス性肺炎ですが、かなり前から注視
していました。
今後国際的なイベントもありますし、全容がわかっていないためこれも気になります。
総合病院では、インフルエンザの脳炎と思われる症状で対応に追われていますし、
感染症の怖さもしっかりと刻み込んで行きましょう。
これからが本番ですから。
江口小児科 江口尚彦