何を伝えているのかというと、
・ワクチンを打ちましょう。
・副反応が怖そうですよ。
・”街の声”を中心にもっともらしいデータを。
・日本は打ち手が少ないそうですね。
・世界に比べて、接種が少ない。問題です。
・でも、副反応は?
どうしたら良いと言っているのでしょう?
ものすごく理路整然と話しているように見えますが、
実際に新型コロナウイルスに感染した場合の怖さと症状は
明確に伝えていませんし、他のワクチンとの比較もなし。
アナフィラキシーならば、食物アレルギーや喘息などとの比較
もない。血栓症ならば、もともと人種の違いで欧米に多い事も
伝えていない。
そもそも、打ち手は山ほどいます。
政府の危機管理がやや甘く、諸外国に遅れをとってワクチンが
少ない所へ、複雑なシステムを現場に押し付け、まだ準備中で
急いでいると、準備そっちのけの”行政パフォーマンス”で混乱
させる。
まずは、新型コロナウイルスの怖さを正しく伝える。
2回接種による罹患予防の高さ。
副反応の場合は、様々なものと比較。
豊富な打ち手と混乱させるシステムの詳細説明。
本来、メディアが伝えるならばこのことです。
お粗末ながら第4の権力ともいえるメディアが、行政の発表の場。
これが一番悲しいですね。
マスクなしで、開放的な世界。ライブ、飲み会、スポーツ、旅行。
諸々を取り戻すためには、ワクチン2回接種しかないです。
現場は、システムも理解し猛攻撃です。
我々、医療従事者は、正しく進んで早く元に戻します。
今日も、笑顔で診察いたします。
江口小児科 江口尚彦