現代史。
ものすごく駆け足でしか習っていない世代の僕が当時の
具体的な世相の深いところはわかりません。
正義の定義、大人の事情。
当時の善悪すらもわかりません。
ただ、確実に言えることは直接被害を受けない人の考えで、
他人の日常がすべて消えるようなことは絶対に良くない。
当時、甚大な被害を受けた方々は今も苦しんでおられます。
小児科にも通じますが、治療継続・行動制限は将来の子供さんの
ために成人が、やらねばならない義務です。
遊びにいけないと泣いてしまう子供さんと
遊びに行かせて取り返しのつかないことになること
のどちらが、本当にかわいそうでしょうか。
長崎の方々が味わったことを二度とないように心に刻んでいます。
大人は色々と考える時期に来ています。
岡山の空襲を味わい、今も恐怖と戦う母と話をして、無知だった
自分を恥じるようになり、今に至ります。
小児科医は、子供さんが思春期頃以降から楽しめたらと考えます。
子供の記憶に残らないことは、健康なら経験ということでよいと思いますが
子供が行きたがるのに可哀想と、病気の時に大人の事情で強行するのは止める
べきでしょう。
考えるべき問題ですね。真の愛情とは何か。
江口小児科 江口尚彦