1年前の今頃。
医師会の役が回ってくることに緊張して、準備にいそしんでいましたが、
まさか、前例のない異常事態に対応することになるとは全く思っていませんでした。
ですが、”物事に偶然はなく、全てが必然”というのが持論の僕からすると
東日本大震災といい、今回のウイルス災害も何かを感じ、行動を起こし、
医療人としての芯を研ぎ澄ます大切な機会だと思いますし、もともとそうなるように
なっていたのでしょう。
ある意味、以前に記載しましたが大学入試の小論文。
”私の10年後、20年後”
その中で僕は、WHOで当時はAIDSを想定でしたがウイルスの研究、戦いをしていると
書きました。形は違いますが、岡山の地でCOVID-19と戦います。
現状を予見していたんでしょう。
今日から、より速く、中身の濃い会議。それをフィードバック。
自分は最後に後回しですが、皆様、スタッフの健康を守るために動き続けます。
PCR検査の事が盛んに報じられていますが、4月10日の時点で国は動いていました。
医師の判断のもとですから、いきなり行かれず、まずは電話で相談ですね。
ただ岡山にはそのシステムが完成していないですし、慌てず、急いで、正確に
動きましょう。検査も、防護服の正しい着方、脱ぎ方、検査に関する習熟した技術、
知見の高い民間検査センター。
全てが揃わないと速やかには行きません。
くどいですが全国レベルの緊急事態宣言はあくまでも封じ込めのためです。
パニックにならいように、冷静に行きましょう。
私たちも、今まで以上に冷静に、正確に動き続けるので。
本日は、14時半の乳児健診後、そのままノンストップで午後診療に入ります。
会議の関係上、16時半までで終了ですが何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
ああ、朝からくだらない。でもこのくらいの緩さで、長丁場をストイックに行きますよ。
江口小児科 江口尚彦