朝、既に山が白い。

今日のお話
きてますね・・。

今日は黄砂が多いようですね。

年間5000万トンが飛来、地上に影響するのは180万トン。

東京ドーム2.5個分相当のようです。

山の輪郭が白いという事は、数万トンの砂があるわけですが、そこだけではなく

歩いている目の前にも同じだけ砂があります。

その中をかき分けて動くので、皮膚が擦り切れたように赤くなり、目も赤く、かゆい。

口から吸いこみますので、喉の痛み。

鼻も同様で、物理的に砂が入り込みますから、薄い粘膜が腫れてきます。

小児の鼻炎はほぼこれですが、成人の花粉症とは少し違いますのでご気軽にご相談ください。

東日本の時に感じましたが、粉塵擦過傷。

これは全身に起こりうるものなので、しっかり備えてくださいね。

20年くらい前は、この時期小児科の出動は少なかったですが、近年の大気の変化で鼻や目がかゆい

子供さんが多いです。

生後3,4か月の赤ちゃんも診察するとはっきりと腫れている状態。

熱中症と粉塵擦過傷が同時とは、ちょっと苦しいですね。

あとは、気温上昇でも、コロナが消えないんですね・・。

 

今日も頑張ります。

 

江口小児科  江口尚彦