今後の問題。

今日のお話
暑い?

風邪をひく。調子が悪い。病院で治す。

 

この方程式さえも、もはやずたずたですね。

えー、院内感染が問題ですね?

 

て、言っておけば都合がいいです、ね。シナリオ通りに進行しましたよ。

どのような経路で感染症が増加するのか?

経済活動の再開とともに新型風邪が増加と報道。

常に新しいことを伝えることが報道なんでしょうが、今のままならば

逆のパターンで”医療崩壊”が秋・冬にやってきます。

 

徹底的に感染対策。熱以外の症状も含めて患者さんの様子を観察。

新型風邪以外の感染症にも注意。

これは医療機関しかできないです。

 

内科は、成人が”新型コロナウイルス感染症では?”と不安になり受診。

小児科は、”医療機関でもらいそうだから、吐いていても、苦しそうでも怖いから行かない”。

 

要はマスコミの報道が片手落ちで、専門家の先生が正しくお話をされても、

”・・、つまり医療機関は怖い、いうことですね。次CMです”

などとまとめられ、真意が伝わらず養育者様に間違った印象の刷り込み。

養育者様のさじ加減で、極端な受診控え。

 

予防接種・健診・しんどさを緩和したい子供の主体性は置き去りにされ、受診控え。

岡山は、まだ良いですが首都圏でビル診療で頑張ってこられた医療機関も倒れています。

都合が悪い、もしくは興味をひかないのか報道されていませんが。

 

医療従事者も、人間ですから完全な予防のもと子供を守る使命でうごいていますが、

徐々に精神が蝕まれます。

 

新型コロナウイルス感染症は、熱だけではありません。出入り口でサーモグラフィー。

これで防げるわけがない。

でもスポーツジム再開。そして大型レジャーランドが再開されれば、殺到でしょうね。

そこで増えに増えて、今年の後半に再度、オーバーシュート。

 

毎日、あらゆる策を考えて動くクリニックが全国的にモチベーションダウンと受診控えで

しんどい、行こう、あれ?なくなっている。

ということもあり得ますよ。

 

情報の取捨選択は大切です。

岡山市がlineでの救急相談事業を昨年夏からしていますが、今年の2月から一気に利用減。

休日診療所も、いつ閉鎖してもおかしくない状況です。

オンラインで熱の初診。診断がつくわけありません。

 

さあ、後半戦へ歩は止めず、対策のさらなる強化を続けていますが、正しく受診をしないと

夏風邪をこじらせたまま、インフルエンザも重なり、新型コロナウイルス感染症。

でも受診場所がない。ということも起こりそうですなあ。

皆さん、どうされるのでしょう。

 

実際にテレビ出演した専門家の先生も、MCの押しに苦々しく、そして悔しく思われていた

事が先週の会議でわかりました。

MCは、専門家ですか?

芸能人ですよ。

 

気が付けば、かかりつけ医がない。

どうされます?

 

辛口ですいません。本日も頑張ります。

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科  江口尚彦