非常に良いことです。
新学期が始まって、イベントも徐々に戻り、ワクチン接種率も急上昇。
しかし新型コロナは順調に減少しています。
ですが、このまま冬を越せる!と考えるのはもう少し待ちましょう。
まず新型コロナですが、やはり変異の壁は厚いですし日本はこれから鎖国から
開国に向かいます。
ようやく昨年10月並みにもどったわけですが、昨シーズンハロウィン、年末年始
の移動で異常な波がきました。今年も観察は十分にしておく必要があります。
インフルエンザにしても、今季オーストラリアでは過去最低ともいえる少なさ、
それはマスク着用率が100%に近く、予防接種もしっかりと行い、かつ冬の間鎖国
状態だったからで、日本は真逆に動いています。
2020年、新型コロナ以外の感染症は極端に少なかったですが、その分今季はどの風邪も
かかりやすいという状態です。
小児科で言えば、初夏のRSウイルス感染症、現在の手足口病のように。
インフルエンザも種火があれば、一気に広がります。
気が抜け罹ったところで、インフル・コロナの同時流行が懸念されているのはそのため。
気温もこれから冬に向けて加速しそうですし、体力低下にイベントで成人も小児もくたくた。
少しずつ少しずつ、遊びの幅も広げでもマスクや予防接種は受けましょう。
今年の冬も平和でありますように。
江口小児科 江口尚彦