逃げたわね!すぐに去るつもりよ。

コロナウイルス
なんなの?その態度!

今年が6分の1終わってしまいましたな。早い!

昨日は3年間の変化と今後を学んできましたが、新興感染症は

始まりも軟着陸も困難という事を実感した、あっという間の

3年でした。

 

さて会議は日本医師会と厚労省医政局の方との討論でしたが、

基本的にマスコミで喧伝されるようにバラ色の5類ではないということ

です。感染症の強さ、拡散力に変化はないですので。

 

マスク着用に関しても、かかった場合は自己責任ね!という事で

個人の自由にゆだねられたわけですが、医療機関は原則、着用に

なります。その啓もうポスターも作成中

 

後は、5類になるという事は、公費での補助がなくなるという事で

患者さん自身の負担も増えます。

コロナは、かかったけど黙っていようというよう軽い感染症ではないので、

受診、時にはやはり入院もいるわけで、その費用が結構な額になります。

そこも医政局が各省庁に掛け合って検討しているところです。

 

かかりつけ医も、地域で各医院が信頼をもって取り組める医療体制を

構築し、患者さんも安心して受診できる環境が急務です。

今後は、良心的なクリニック(自分の科に特化した医療提供)が増える

ように指導も入ります。現在は、好き放題の医院もありますから。

 

予防接種に関しては、米、英の現状も示されましたが、日本では株に合わせて

インフルエンザワクチンのようなイメージにしていくことを検討中

 

そう、色々なことがほとんど検討中です。

3月、4月の移行期に色々決まっていきます。

内閣府は、色々なプロセスを経て指針を発表しますが、ものすごく複雑に絡み合った

行政のやり取りは省かれて、耳に心地よい報道になるため、ハッピー5類的な

捉えれ方をしてしまいます。

 

われわれも、診療の方向を変えることは、現時点では考えていませんし、清潔と

感染のゾーン分けを継続しながら診療です。

ただ、2類のままだと社会が混乱しますので致し方ないとは思います。

経済も大切ですし。ですが、慎重に慎重にすすめて行きましょう。

 

2009年に新型インフルエンザ感染症で、行政発表とハッピーマスコミ発表の

是正を目的に始めたブログですが、本来の機能にもどりましたな。

 

真面目な報告と、私の与太話、気になる事についての記載スタイルは変わりませんが

よろしくお願い申し上げます。

 

 

江口小児科  江口尚彦