もちろん、僕も子供さんには十分遊んで欲しいですし、部活も打ち込んでほしいです。
夏休み、思い出をたくさん作ってほしい。
本当です。
ですが、悩みも。
ちょっと、それますが今になって尊敬しているのがラッパーの皆さん。
特にアンダーグラウンドでのフリースタイルラップの戦い。
頭もいいですし、ビートを乗りこなし自分の言葉で即興のライムをぶつけ合う。
語彙が豊富で頭も相当いい。
まず僕にはできませんが。
外来を1日していて、ジレンマなのが熱中症を伝えきれない自分の表現力が乏しいこと。
子供さんは、今ほとんど熱中症気味が前提です。
その上、2018年以来大流行の夏風邪。中でも今年の手足口病の原因ウイルスは、神経
親和性が高いですから、重症化もあり得ます。
昨日の統計報告でも右肩上がりでコロナも増加。
ここに必ずと言っていいほど熱中症が絡んでいます。
ですが、熱中症の話に関しては、経験のない方に怖さやしんどさが伝わらない。
きょとんとされることが多いです。
所さんの飲料水のCMで、この人は死を覚悟したんだよなと熱中症での痙攣を経験した
僕は共感していますが、皆さんはいかがでしょうか?
あまり驚くことなくCMを見ているのではないでしょうか?
最高気温が33度を超えて、34度になってから岡山でも救急搬送が急増ですし、熱中症が特に
多いです。今週は、天気予報通りならば今年一番の暑さ。
特に今週半ばから後半は地獄の暑さ。
子供さんや養育者の皆さんに、経験してから実感を持っていただくには苦しいほど、しんどい
のが熱中症です。むしろ経験して欲しくないです。怖いので。
子供さんは、死と隣り合わせになります。大げさではなく。
意識朦朧でサッカーをして事故になったり、血管虚脱で思い切り楽器を吹いて脳出血になるなど
怖いことが多いです。
歩いていたり、自転車に乗ってふらふら車道に出たら終わりです。
僕は、フリースタイルで、言葉を駆使して、繰り返し訴え続けます。
大元は、子供の楽しみと健全な未来の為なので。
まだまだ、この青臭い状態が残っていますので、走りますが、説明してもわかって
もらえないと脱力したら、引退が近いんでしょうね。
今日も暑いです。黄色い顔色の子供さんを見たら、本日もお伝えすると思いますが、
発声練習して臨みます。
江口小児科 江口尚彦