ふと、気付くと。

すでに2月も半ばになっています。

今年もあっという間に過ぎるんでしょうね。あっという間にということなら、インフルエンザも同じです。この寒さは、本来の岡山の寒さですが、インフルエンザにとっては絶好の寒さですから。

実際に2日前に休日夜間急患診療所でも、ほぼインフルエンザの方ばかりで、ご兄弟でも上の方がインフルエンザA、下の方がインフルエンザBというような事もありました。

何か、頑固おやじのようなムードになってしまいますが、まめな手洗いとうがい、加えて外出をさける以外、身を守る方法はないでしょうね。

ポリオのワクチンも大切なものです。今まで、私たち成人も含めて、接種で備えていたから、守られているのであって、実際に国内の不活化ポリオが出るまで、待とうというのはちょっと危険な状況です。

メディアもこの手の話は大好きですし、昼の長いニュース番組の中でも取り上げられるため、接種しなければいけない年齢の子供たちが受けれない状況になっています。

10年、20年はすぐにたちます。

実際の医療行為を受けるのは子供ですから、疑問に感じたら私たち小児内科医にご相談をいただいて、正しく知識を共有しましょう。

インフル祭りまで、あと1週間。これも困ったなあという感じです。

休日夜間急患診療所が、年末年始でもないのに日曜日や祝日に小児内科医2人体制をとるようにしないといけないほどの感染症の広がりは、楽観視できるものではないですから。

せめて2月だけでも休日は体を休める日として過ごし、春を待ちましょう。

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科 江口尚彦