現在、和歌山県(わかやまけん)では、ものすごく厳重に感染経路の
特定に動いています。
国もしっかりと対策会議が始まり、検討。
地方でも感染症対策を進めているわけです。
東京の満員電車も、東京マラソンですら規模の縮小。
国民的アイドルのコンサートも中止。
屋形船からの経路確認。経路不明な場合の追求もされています。
じゃあ、岡山県(おかやまけん)はなぜ英断を下せなかったのか。
あと10日も経つうちに岡山が日本一多い県になったら、確実に土曜日が
原因でしかない。
まずは、海外渡航歴・接触歴がある場合は、保健所などに確認後受診。
そうでない場合は、状況を簡単に説明いただき受診です。
現在の指針です。そして肺炎が考えられる場合です。
倦怠感・熱・咳嗽。よくありますが重症化後が怖いですから。
私たちがCOVID-19の疑わしさがあったら、改めて保健所に連絡をします。
昨日、結局確認しようとしたら、保健所に電話はつながらない。
じゃあ、危険視してくださっているのかというと”習い事”、”発表会”など。
感染症の正体が完全にわかっているわけではないのに。
そもそも、”登校、仕事を控える”。
インフルエンザA,Bともに動いていますが、そこの危機意識が若干低い。
コロナに限らず、子供さんやご自身がいつもと違う症状になっている場合。
嘔吐や熱が出ていても、解熱剤で下げたり、大人の事情でやはり皆さん
行かれる場合が多い。
本来ならば、国が”登校・仕事を禁止する”が、今回は正しいのでは?
百歩譲って、外出前に医療機関の判断を仰ぎ、禁止されたら行かない。
この徹底が15年訴え続けていますが、できない。
喫煙の場合は、煙が目に見えるので過剰なほど禁止されます。
見えないウイルスをまき散らすのは平気でも煙を吸うのは嫌だと。
感染症の診断がおりているということは、ウイルスを煙並みに出しているのと
同じですよ。
僕も大人ですから、経済効果が優先されるのは仕方のないことなのだな、
と考えることもありますが、周囲への影響を考えるとどうかなとも思います。
経験も必要ですが、なって後悔では遅い。
僕たちは、報道ではなくて、生きた知識で診断し続けます。
潜伏期でも咳はあります。
耳が擦り切れても聴診器で音を確認し、コロナと戦います。
また、朝から辛口ですいません。皆さん全員が疑問を持って、意識の改革をする
時期が迫られているので。
オリンピック、危ういかもですね。
よろしくお願いいたします。
江口小児科 江口尚彦