6月半ばごろから健康な血色がなくなり、黄色い顔の
子供さんが増え始めましたが、最近は通常の顔色の子供さん
に会う方が難しいです。
熱中症で脱水が進み始めたなと見分ける一番簡単な方法です。
私もそうですが、皆さん見逃し厳禁です。
元々水分含有量が多い子供は、ぎりぎりまで動いて急にエネルギーが
なくなります。
死亡に近い病態ですので、休む勇気と夏向きの体づくりで9月末までの
残暑に耐えて行きましょう。
ある意味、私の親友ミスターUの言葉ですが、
”経験していないことに共感しにくい”
確かに、想像が追い付きません。
例えば、男性にお産の大変さは、想像できないわけですから言葉の意味もある程度理解
できますが、お母さんに尊厳を持つためにも周囲の助言を聞き、思いやりを持つことは大切です。
我が子が、先を読めない状態で黄色い顔で動いている場合は、危険回避をしてあげましょう。
行事に参加できないことがかわいそうではなく、亡くなってしまうことがかわいそうですよ。
小児科は、先を見据えてしか診療ができません。子供優先ですから。
親御さんの協力なしではできない。
私たちの未来も託す、子供さんの将来を大人で守りましょう。
コロナと熱中症。
これは避けて通れない部分です。
今日も頑張ります。
江口小児科 江口尚彦