あっつーい。

もう訳がわからない気候が続きます。去年もうすうす感じてはいましたが、何でしょうこの突然の暑さ。

しかもそろそろ梅雨入りが近いということで、不快指数も最高潮になりそうです。

体自体が気候の変化に慣れていませんので、暑いと感じられたら我慢はせずに十分クールダウンをお願いします。先週末、運動会があちこちでありましたので、熱中症の方が本日から一気に増加しそうですね。

熱中症と一口にまとめても、サインは出ているわけで、まずは胃腸や気管の筋肉疲労が強くなる熱疲労の状態になります。

息苦しく感じたり、食欲の異常な低下、もしくは増進。胃のもたれや嘔気。下痢などです。

放置しておくと栄養がとれず、換気も低下しますのでけだるさが強くなり、いわゆる日射病に近くなり、ぼんやりしてきて熱けいれんの状態になっていきます。

毎年記載していることですが、喉が渇いたなと感じた時点で、脱水が始まっていますので、常に水分が補給できるようにしていてください。

麦茶やイオン水のような体にしっかりと残る水分(酒、ウーロン茶、緑茶、コーヒーなどは利尿剤です)や果汁、バニラのアイスクリームなどがよいですね。

あとは紫外線も侮れません。日焼けで健康的に・・・ではなく、皮膚がんややけどの原因にしかなりませんので対策を十分に行いましょう。乳幼児はベビーカーでの熱中症がときに見られますが、アスファルトの反射熱は相当です。

背中を涼しくしていてください。

感染症でも、溶連菌やアデノウイルス、手足口病、水痘などが増加してきています。

どんどん亜熱帯になる日本ですから虫も強力になっていますので、虫さされも要注意です。

せっかく楽しい夏が来るわけですから、万全の準備で楽しみましょう!今週の傾向が分かり次第またご報告いたします。

いつもの余談ですが、僕自身岡山出身で、かつ父親が勤めていた会社でもあるので、地元の新聞を読みますが一番好きな部分があります。

1面の1番下にある本紹介です。まあ、すごい。

その日によってコンセプトがあるのかなと思いますが、タイトルから一気に心を奪われてしまいます。言い切り方がすごい!

例えば、実際の名前を出すわけにはいかないので、それ風に書いてみますが、

”なぜ、食べる!断食は永遠の命”とか、”スキップすれば、悩みは解決”、”老いたら万歳、この野郎”・・、みたいな、何の本なんだ?と思わせるタイトルがごろごろしているわけですよ。読み過ごすつもりがつい気になって、何冊か買ってしまい、内容に苦笑して、結局医院の待合にとほほ感を共有していただければと置いています。

でも今日も、あの欄を見てしまうのだろうなあ・・。

あ、今回書いた本のタイトルは、実際のものをイメージしていただけるように僕が勝手に書いたものですから。でもこんな感じのすごい本が連日出てきます。

恐るべし、出版界。

 

よろしくお願いいたします。

江口小児科  江口尚彦