帰ってきた子守熊

えー、ご無沙汰しております。

中々、インフルエンザがすっきりせず、かつ花粉前線が抜けたあとも粉じんが多かったため、更新がしにくかったので時間が空いてしまいました。

朝と晩はまだ肌寒く感じる時もありますが、いよいよ夏が近づいてきた感じですね。今日は雨との事。湿度も一気に上がっていきそうです。

インフルエンザに関しては、岡山が東西南北に移動するちょうどかなめになっていたためか、連休後に若干の感染が見られますが、アデノウイルスによる胃腸炎、通常の感染性胃腸炎、溶連菌感染症、春季の鼻汁の影響で中耳炎。最近目立つのはこういった感染症です。

湿度や気温の上昇、あとは運動会の練習などで熱中症の方も見られるようになってきました。とびひもじわりと増加していますが、今年も昨年のように特定の抗生剤が効かない耐性菌によるものがほとんどです。

意外に紫外線の強まりが早く、レジャー後に日焼けならぬやけどになっている方も多いようですね。

突然真夏モードに変わっていくと思われますので、脱水予防(今年も麦茶押しです)、日焼け止め、食品の十分な加熱、お出かけ後の休息をしっかりととりましょう。開業医になってから、勤務医時代には見えていなかった、季節による感染のうつろいがはっきりしてきましたが、毎年傾向が変わるのにはアンテナを張り続けるのが大変ですね。

いつもながら、先入観を捨てて取り組んでまいります。

そう、胃腸炎の前兆ですが”いつもと違う食欲”に注意してください。特に子供さんは元気におかわりをして、お菓子をいつも以上に食べて、その後急におう吐が多いです。胃の動きが止まるとエネルギーの吸収が止まりますので、血糖値がさがり、食欲の更新がありますので。夏への準備を進めましょう。

いつもながらの”余談”です。

僕自身コアラのことをあまり詳しく習得していなかったので、最近調べていましたが、漢字で”子守熊”なんですね。イラストがかわいらしいと思い、コアラを選んだのですが、子守の意味があったとは・・。小児科向けのキャラクターかもしれませんね。

あとはネットの盲点系の余談です。今から記載するのは、全くの冗談です。僕個人の妄想です。

”小児感染症の切り札 現役小児科医が推奨する梅干し療法”

日常の食材である梅干しが、確認されているすべての感染症の万能薬であること丁寧に解説。これであなたも医者いらずの生活に!なおかつアンチエイジングにも最適。

またダイエット効果もあり、最大1カ月でマイナス15kgの減量も!?夢のような梅干し活用を豪華写真付きで紹介します。

5月某日、子守熊出版より刊行。初回限定として、珍しいオージー梅干しをお付けします。

 267頁 1500円

上記の効果はあくまでも個人的なものであり、医学的に完全に証明されたものではありません。また個人の感想をもとに構成しています。

くどいようですが、完全に与太話です。こんな本は出版されませんし、架空のお話です。ですが、これが不思議なことに数日すると”小児感染症”、”現役小児科医”、”梅干し”などと検索するとこのページにきてしまいます。僕自身、ネットでの検索はよく使いますが、皆さん情報の正確性には気をつけてくださいね。特に最後の赤い小さな文字は、ありがちな逃げ道です・・。

ほんと、しつこいようですが、本の話は与太です!!事実ではありませんから。

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科  江口 尚彦