MRワクチンです。あと湿度対策です。

大変ご迷惑をおかけしておりましたが、来週から供給がやや安定してまいります。現在の1期の方に加えて就学前、2期の方のご予約も来週火曜日以降再開いたします。

安定したとはいえ、まだもう少し不十分ですので、万が一お電話の際にお日にち等ご要望に沿えない場合もございますが、できうる限り行ってまいりますので、ご理解・ご協力

のほどよろしくお願いいたします。

さて、最近の傾向ですが。
これだけ雨がふり、高温多湿になると疲労がとれませんね。
今の空気環境は、口元にドライヤーと加湿器を同時に当てているようなもので、胃や腸、血管、気管など内臓筋肉が相当疲労します。
結果、食事も欲しくないですし、食べたものを消化が不十分なので嘔吐、下痢となります。
血管の収縮で、頭痛も強く、症状がさらに強いです。
気管の動きも落ちて息苦しい。
熱疲労から熱中症です。当院でも輸液を行う頻度が増えてきました。
成人は、暑い場合も寒い場合も、反射的に口元を覆いますが、子供さんは元気ですから、大きな声を出しながら動きます。
回復も早いし、成人以上に眠ることもできますので、その日は良いですが、数日たって蓄積した状態になり、熱中症です。
かわいそうなことですが、今年は早くも熱中症でお亡くなりになった方もおられます。十分な対策が必要ですね。
一番良いのは、除湿と味の濃い食事の摂取、水分の補給です。成人も、のどが渇いたなあと感じた時点で脱水が始まりますので、
こまめな水分補給が必要ですが、子供さんは自ら飲んでくれません。おやつを果実に変えたり、お茶に少しだけリンゴジュースなどで
味をつけるのもよいですし、飲んでくださるならば、経口補液剤もいいですね。
熱中症などで弱った体をヘルパンギーナや溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症などが襲ってきます。
夏は、これからなので、体温上昇だけではなく、食事の摂取がしにくそう、眠らない、理由のわからない不機嫌さなどもサインですから、
見逃さず、万全に備えましょう。
湿度が高すぎる状態は、サウナの中で暮らしているのと同じなので、まずは除湿をしっかりしましょう。
当院では50%前後を維持できるようにしていますが、室温28度、湿度45%は快適です。逆に室温23度、湿度70%は相当暑いです。
色々なイベントも多いでしょうし、十分楽しめる体を作っていきましょう!
江口小児科  江口尚彦