皆さんも報道などで見られているかもしれませんが、”インフルエンザ”の患者さんが全国で200万人を突破。
ロックできません。ウイルスは巧妙に動きます。特に人が群れる場所はまずい。
ウイルスも人の体に入り放題です。
静かに発症し、突然牙をむいてしんどくなるわけです。
予防接種である程度武器はもっていても、かかります。
免疫を高める(好きなことをする:安全な場所で)以外には、勇気をもって休むことしかない。
侮ると怖いですよ。
明日も暖かいからおでかけが多いと思います。
くれぐれも気を付けてください。
出かけることを最小限にするしかない。
誤解が多いので、少し。
病気は外にいて遊びに出かけてかかり、医療機関は治す場所です。
よく病院でもらいそうだから、大型百貨店などに出かけていました、ということも聞きますが、それならばほとんど医院にいる僕は大げさではなく、とっくに命がないわけです。
いつも記載しますが僕も普通の人間です。
かからないのは時期を見て出かけることを一切せず、仕事で病院にずっといるからです。
午前に人ごみに出かけ、これでもかというくらいウイルスを浴びて、夕方から夜間に発症。
そして病院にいくともらいそうだからと躊躇。
いよいよ心配になって受診。
有名な食事の場所やテーマパークではウイルスを吸い込み放題で3時間近く並ばれる方も、病院ではうつりそうだからと気にされる。
仮にインフルエンザの診断が出ても、こっそり行く方も多いです。
出席停止を単に教育機関に行かないと考えて、買い物に行く方もおられます。
子供さんは行動を選べません。
我慢をすることもできません。
子供さんに”行きたい?”と尋ねられれば、”行きたい”と絶対答えます。
そこで”かわいそうに行くことができないね”や”1日、2日早いのはだめですか?”となる。
これは愛情でしょうか?考えましょう。
早めの治癒証明書を出す医療機関もあるようですが、そこも問題です。
私たちは耳に気持ちのいいことをいうだけの存在ではありません。
とにかく子供さんが将来に渡ってすこやかであればいい。
それだけです。
大人の正しい判断を望みます。
医師としての本気の警鐘です。時には真剣に真面目に伝えます。
明日はスクランブル発進確定ですね。
またご報告します。
江口小児科 江口尚彦