おはようございます。
まだまだ梅雨前線が活発ですが、同時に湿度が上昇しています。今朝もどんより。
イメージ的に、熱中症=意識不明的にテレビで流されるので誤解されやすいですが、
大きな問題は、今週末に一気に”高温多湿”になることです。
イメージとしては、口元にドライヤーと加湿器を当てられている感じですね。
考えただけでも暑苦しいですよね。
熱中症による死亡もありますし、サインを見逃さないでください。
けだるい、鈍痛、口喝、頭痛、嘔吐、下痢。
ほとんど様子を見らている場合がありますが、気管、血管、消化管の平滑筋が疲労している
サインです。
もちろん風邪も混ざっていますが、昨日の午後は一気にばてた状態の子供さんが多くなって
います。テレビ的な熱中症のイメージを捨てて、真剣に体を見つめて休息と夏向きに体を
作りましょう、”夏のお作法”です。
家を加湿、少ない朝食、行動前に水分をとらない。
無理して登校、習い事。
これらは、子供さんを苦しめているだけです。
子供が積極的に水分を取る体になってから、運動して汗をかくのはよいですが、
大人の責任として、正しいタイミング(…する前に、朝食時)で嫌がっても水分を
とらせてください。
飲んでくれない、無理やりはかわいそう、ではなく、飲まず倒れる子供がかわいそうです。
成人が、運転中に熱中症の初期、熱疲労になって意識を失うと、大事な家族も含め、みんな
亡くなってしまいます。
今週末の急激な暑さ、特に日曜日の暑さは異常事態です。
院内のテレビコンテンツでも流していますし、夏の体つくりを急ピッチで。
今年は例年以上の暑さになりますから。
今日は、午後健診の木曜日なので、午前診察ですが体調を朝方に整えて、それから行動です。
レジャー、高速道路の事故など、今年は激しくなりそうです。
うっとうしいと思われても、”夏のお作法”をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
江口小児科 江口尚彦