もちろん、今後も近畿・四国で見つかった新型コロナウイルス。
中国地方も注意をし続ける必要性があります。
風評、経済への影響、責任転嫁ともとれる発信源がどこなのか、
入国規制など外交。
国内でも、厚労省などでのしっかりとした想定のもと動いていますが、
上回るウイルスの状況。先手を打ちにくいのも理解できます。
報道番組では、どうなっているのか?という議論が強調されていますが、
この混乱、どこかで見たことがあるようなと思い、考えました。
2009年の時に起きた、新型インフルエンザの時の現場の混乱と酷似です。
ワクチンを打つ優先順位はどうなのか、決定されていない、まだ確定して
いない情報があふれ、めちゃくちゃになりました。
情報を正しく伝えたいことがきっかけで、医院発信型ブログを始めました。
当時連日医院はパニックでしたから。
2月21日に僕自身が日本医師会主催のレクチャーを全国テレビ会議に出席し
良い勉強になりました。
活動の報告などですが、検疫に関しても、国は全力を挙げていたと思います。
ただ、ウイルスが変化が激しい上に、起こる事象が変わりすぎる。
この時点で、東京都医師会、大阪医師会など各地から、細かな要望、感染を未然に
防ぐことに関しても活発な意見が出ていました。
当然、この時の提言が現在の改善策にも生かされています。
各基幹病院のトップ、僕のような末端理事も、特に感染症対策担当なので正しい
情報の収集に努めての発信が必要です。
いい加減なことは言えないですから、必死ならざるを得ない。でも即答する時間が
中々とれないですね・・。変化に振り回されるので。
国会での答弁を見ていても、2009年当時僕が患者様に言われて、答える姿にちょっと
重なりました。
政治も医療も、止まることなくずっとベストな対応を、変化する状況に応じて動いて
います。本日もしっかりと診てまいります。インフルエンザB型、花粉症の影響に加え、
マイコプラズマ感染症も動き始めました。
そして、明日の理事会でも状況がどうなっているのか、徹底的に討論してきます。
常に正確な情報は確保して、先手を考えねばなりませんから。
昨日も記載しました。
僕が、10代の学生ならば他人ごとと考えたかもしれません。
ですが、若者の協力無くしては抑え込みができない。
若い世代への訴求の仕方も提言してきます。本当に自覚して、安静をお願いしたい。
臨時休校は遊ぶ時間作りではないので。
お勧めはできませんが、ネットニュースですら閉鎖空間での飛沫感染を指摘しています。
経済効果の事も本格的に取り組まないと、終息後、世界恐慌でも困りますし。
ただSARS抑え込みに8か月かかりました。今回のCOVID-19の抑え込みに相当焦っていると
思いますよ。オリンピックも近いですし。
国民の皆様は、正しい知識を、出所が明確なところから収集してください。
頭を悩ませていない内科系医師はいません。
よろしくお願いいたします。
江口尚彦