さて、いくつか報道を整理。
まず、ワクチン分科会で決定されたことです。
アナフィラキシーなどで同一ワクチンが接種できない場合交互接種という言葉が正解です。
イギリスなどでは、インフルエンザワクチンとコロナワクチンの同時接種を始めたよう
ですが日本は、治験の安全性データが不足と判断し、今シーズン同時接種はありません。
コロナワクチン後2週間を開けて接種です。
コロナ感染症から回復、もしくはロナプリーブ(抗体カクテル療法)後も医師が回復した
と判断した場合は、コロナのワクチンを速やかに接種できます。
次は、まだ決定事項ではないこと。
マスコミでは3回目接種が決定のように言われていますが、昨日の時点でこれから議論が
開始される見込みの状態です。決まっていない!
ノババックスという新しいワクチンも出てきますし、アストラゼネカの原液を使用し国産
ワクチンも作られますので、どのワクチンを、対象者を誰に、どのような場合にがまだ
全く決まっていません。ワクチンパスポートも今後の議論です。
5歳から11歳のコロナワクチンについても、あくまでもアメリカで特例承認がおりただけ
で、日本ではこれから議論です。
安全性を担保できない限り、結論はでませんので。
報道と、実際の会議での内容の違いをお伝えします。
ね、全然違うでしょ?
江口小児科 江口尚彦