いやあ、冬。

 

誰が、どう言っても真冬になりましたねえ。うすうす、感じてはいましたが真冬です。寒さと乾燥が激しい。特に今朝は起きるときに気合いの掛け声が必要なくらいです。

昨日は乳児健診で動いていましたが、インフルエンザA型の園児さんも見受けられるようになりました。今年は1,2日が意外に暖かく、動きがゆっくりでしたがここにきてインフルエンザのスイッチが完全に入ったようです。この寒波と乾燥もますます強くなりますし、これから週末にむけてさらに増加し、連休明けから猛烈なスピードで増えそうです。

じゃあ、予防は?となりますが、理想は家から出ないということになりますが、逆に即身成仏しそうですから無理ですし、ウイルスがなるべく生息しにくい体内環境を作るしかないです。

ウイルスは、とにかく水分が嫌いなので、のどに付着したウイルスを排出する目的で十分なうがい(水でよいので頻回に)と単純に水分を十分に摂取ということになります。室内も部屋干し、加湿器、洗面器の水くらいは必要になりそうです。12日成人式ですが、新成人の方も予防はしっかりと行いましょう。

これから強まる寒さです。でもこの時期にまたイベントも多いわけで、毎年記載していますが、2月の”ふんどしでわっしょい祭り”もそうです。ウイルスを広げる一方です。ですが楽しみたい、ならばと十分な予防です。

成人が昨年の疲れを解消しきれないままに今年を迎えていますので、運転免許センターじゃないですが”だろう生活”はなるべくやめて”かもしれない生活”に切り替えていきましょう。

まあ、このくらいなら大丈夫だろうではなく、かかるかもしれないという気持ちを持つことと”いつもと違う”サインの見落としを防ぐことしか方法がないので。

あとは水痘の勢いが止まりませんし、脱水も多いです。嘔吐・下痢の場合もありますが、低体温で体内の水分の蒸発に気付かず脱水ということもあります。コーヒーや紅茶も美味しいのですが、これらは利尿剤ですから単純に水をとる。もしくはスポーツ飲料もいいですね。

ある種の戦いですが、ウイルスも必死です。インフルエンザの切り札の薬が効きにくいタイプも出ているわけで、異常なシーズンを乗り切るためにもよろしくお願いいたします。

そうこうしているうちに、2月の半ばには花粉の前線もやってきます。

万全な体調を維持し続けるのは難しいですが、無理だけはさけてくださいね。受験を控えた方も多いと思いますので、外気を直接浴びて、のどが乾燥するのを防ぐためにマフラーやマスクもしっかりと活用してください。

当院でもインフルエンザの陽性を確認しています。

危険いっぱいの外部から、おかしいと感じたら、感染に関して世の中で一番安全な医療機関で治療を受けましょう。

平和な季節はどこへ・・・。少し感染症が安定したら、連続ざんげエッセイ(学生時代の時効と思われる失敗談)”あの頃の・・”を連載予定です。

さらなる感染症の動きが読めてきたらすぐに報告いたします。

よろしくお願いいたします。

 

江口小児科  江口 尚彦