早朝、ややほっとしましたが、

そもそもブログを始めたのが、新型インフルエンザの流行が話題になった2009年でした。情報がメディアで違う上、決まっていないことが報道されたり、必要なことが報道されなかったりと大混乱でしたので。

昨晩、エボラ出血熱上陸か、というニュースで僕自身相当驚きましたが、結果はまずは陰性で良かったです。

疑問は、経緯が詳しく報道されないことです。

流行地からの帰国で、発熱、隔離と迅速な処置がなされましたが、高熱、おう吐、異常な関節痛、吐血もしくは下血など他の診断基準になる症状はどうだったのでしょう?

結果が陰性ですが、しばらくは入院が続くというのも少し気になります。

すべては混乱を招かないためと考えたいですが、肝心なところを掘り下げてほしいですね。

SARS、新型インフルエンザ、過去に怖いものは色々ありました。

どんなに怖いことがあっても、国内で大騒動にならない限り備えるという考え方を皆様が、あまりお持ちではないなと感じる時もあります。

免疫が高い方は、乗り切ることができそうですし、免疫低下の方は非常に悲しい結果になっているのが今回のエボラ出血熱です。

子供さん、そしてご自身の未来を考えて、レジャーや発表会などじっくりと考えた方がいいです。

今日の寒さ、今後インフルエンザの流行も待っています。

RSウイルス感染も減りません。マイコプラズマ感染でなくなっておられる方もいます。

不特定多数の方が集まる、遊びの場が一番危険であること、デジカメに写真を収めることが一番ではなく、子供の命を最優先することが大人の責務と思います。

時に皆さんの耳に気持ち良く響かないことも伝えるのが医師ですので、この冬を平和に乗り切ることを願って記載しました。

唾液や汗などの接触で感染するわけですが、2月の西大寺のお祭りに一人でもエボラ出血熱の方がいたら、とんでもないことになります。

平和に冬が、流れることを祈って。

 

江口小児科  江口 尚彦