ほんの2か月前には湿度が80%などと亜熱帯の日本でしたが、いきなり40%をきるほどの乾燥と寒さ。
感染症も季節問わずで、横行です。
RSウイルス、マイコプラズマ、手足口病、溶連菌感染症、水痘、おたふく風邪、あとインフルエンザA型。
山形でも発生していますし、沖縄は過去最速と注意を促しています。岡山も出始めていますし、広島県でも学級閉鎖があったようです。
年内には、予防接種を受けて、体つくりをしましょう。当院は来週月曜日から開始です。
あとは、いそがしいことこのうえないですが、そろそろ除湿ではなく加湿器の出番ですね。洗濯物も部屋干しして、夜間に咽頭が渇くのを
防ぎましょう。例年以上に、今年はイベント前に流行性の風邪がでて、連休明けに大量発生が多いようです。
ここにロタやノロなど流行性胃腸炎がでると大変ですね。
熱中症に悩まされた夏のあと、感染症対策が必要な冬。しっかりと楽しむために、基本的な手洗い、うがい、蒸発で脱水になりやすいので
十分な水分補給をしましょう。
短く、渇いた咳が続いたり、話したり食事の途中に息継ぎが多いなどもマイコプラズマの目安ですし、逆に喘息のような咳はRSウイルスを疑ったほうがよいですね。
水泡も、急に増える場合は水痘を、食事のときに顎をいたがるならおたふく風邪、異常な倦怠感はインフルエンザを警戒してください。
いつもとちがう、この7文字に、サインが潜んでいます。
平和な冬を祈って。
よろしくお願いします。
江口小児科 江口尚彦