まだまだ寒さが残る朝ですが、少しずつ明るくなり、若干ましです。
さて、昨日までの分析。
今季、通常とは違い成人を中心にインフルエンザの流行が始まりました。厄介なことに、初期症状が軽い。
当然、お仕事も含め、疲れだろう思われて動かれるわけでウイルスが外部に充満します。
体調の異変が大きくなって、初めて受診。インフルエンザの診断がおりるわけです。
それだけでも拡散の原因になりますが、激しい寒波がウイルスを強化して徐々に低年齢に広がっていきました。
医療現場で困っているのが、受診のタイミングの進め方です。
インフルエンザの初期症状があまりにも軽いため、子供さんも保育園を始めイベントにも、お出かけします。
そして大勢の参加されている方にインフルエンザが潜んでいく。
潜伏後は、48時間ほどで発症しますが、これまた初期症状が軽いので、新規の患者さんも気づかない。
倦怠感、頭痛、悪寒で違和感を感じつつも、熱がないので、やはりインフルエンザのままお出かけされるのでさらに拡散します。
じゃあ、早めに検査をして、薬と行きたいのですが、体内に侵入したウイルスがゆっくり動くので、昨シーズンのように早めに検査しても結果が出ない。
おかしいなと思ったら、勇気を持って休み、苦しいですが24時間の経過で症状の改善がない場合には必ず検査を受け、インフルエンザの診断がおりたら、自宅安静です。
2月10日、11日、12日に激しく感染症のミックスがあったので、48時間遅れて昨日あたりから学級閉鎖がぞくぞく出ています。
B型インフルエンザが、あまり動いていないことも気になります。気温が上昇すればロタも出てきます。3月も平和は遠そうです。
花粉の飛散も激しくなりますから、気道感染も多くなってきます。今のうちに体力を温存してくださいね。
症状が軽く、診断に時間がかかる。
これに苦戦しています。皆さん、子供さんの記憶にあまり残らない外出は、可愛い我が子のために、自重しましょう。
現在インフルエンザA、時にインフルエンザB。
マイコプラズマ感染症、おたふくかぜ、手足口病、感染性胃腸炎が流行です。
相変わらず季節感なし。
くどいですが、今季のインフルエンザの不気味。
予防をしっかり(難しいかもしれませんが、水分です)。
あとはしっかりと時間をかけたあとの検査。
すぐにはでません。困ったもんだ・・。
既にスイッチは入ってます。
よろしくお願いいたします。
江口小児科 江口尚彦