おはようございます。
相変わらず変な入り方ですいません。今日も耳や鼻が痛く感じるくらい寒い。
少なくとも明日まではこの寒波の影響が続く様子・・。-5.5℃でした、今朝。
一日体感してみます。外部健診のため医院は休診の偶数木曜日です。
さて、昨日ですが、インフルエンザの増加はまだまだ止まりません。
初期症状の軽い方が多い、という部分は根幹にありますが、ここにきて
かなりの高熱でも比較的元気なインフルエンザの方。
熱はないですが、倦怠感がものすごく強い方。
インフルエンザの終了後、咳が長引く方。
混迷を極め始めました。
一般的な嘔吐下痢も増え始めましたし、輸液の機会も多いです。
珍しく報道も言い始めましたが、軽症インフルエンザの方が、黙って
集団の場に出たり、お仕事で本人も悪化。周囲の方も次々とインフルエンザ。
本当に、外出や、決して子供の記憶に残らないイベントは控えましょう。
いつまでたっても春が来ません。
大物キャスターが、インフルエンザになったことが報道のきっかけでしょうか。
微生物は、弱い存在ですが怖い存在でもあります。
侮れませんよ。
不真面目な僕が学生だったころ、最後まで怖さに引き込まれて聞いた授業。
”細菌学講座”と”ウイルス学講座”です。微生物をなめてはいけないことを
思い知りました。そのころ絶対に映像化は不可能といわれていた”寄生獣”
実写の映画になりました。
激しい部分が強調されていますが、ウイルスの本質をついています。
人の業の深さも表現していますが、ウイルスが人を乗っ取るとどうなるのかが、
怖いくらいリアルです。
あと、モデルは”HIV”ですが、原因不明のウイルスの拡散でどういうことが起こるか
を医師の目で見ても忠実に表現しているのが、”アウトブレイク”という映画です。
所詮、人類は弱い存在、ウイルスも単体では弱い存在。
それが融合するととてつもなく怖いことを、これも忠実に描いています。
この二つを見るまでは、僕も外出して全く平気でしたが、授業の中身も考え、
怖さを十分感じました。
楽しいイベント、僕も大好きです。むしろ一晩でも騒いでいるのが良い。
享楽的といってもいい性格でしたが、慎重になりました。
次の連休辺りに、お時間があれば見ていただけると幸いです。
一度本質を見ておくことも大事です。国際化も進み、感染症も変遷が激しい現代で、
今を赤ちゃんで過ごしている子供たちが、明るい未来を生きるためには、大人が
怖さをしっかりと認識する必要性があります。
さあ、今日はどうでしょう。
月曜日と火曜日でしたが、
体力をしっかりと蓄えています。気が抜けない日々が続きますので。
8時半に備えます。
よろしくお願いいたします。
江口小児科 江口尚彦