いやあ、

 

もうここまでくると、何か詠みたくなりますね。

”人ごみに 溶けて 連なる の種”

失礼しました。これは、今は懐かしきバブルのころの日本絵巻です。現在では最後の一文字が間違っていますね。””です。

今週も、溶連菌感染症がものすごいことになっていますね。前回にも記載しましたが、ますます非典型的な症状の方が増加しています。ちょっとした鼻水でのご来院で、熱もなく、食事もしっかりと食べられて、発疹もないのですが、中耳炎でもなく、喉を見ると明らかに溶連菌様で、検査・陽性という状態です。

診察に来て下さる方は、まだ見つけることをさせていただけるので良いのですが、気付かれず外出されている方は、かなり多いと思います。海水浴のシーズンが近づいてきますが、溶連菌の海で泳ぐのはやはり避けたいところですね。溶連菌は、風邪と見逃すと急性腎炎が1ヶ月後に待ち受ける、あまり平和なものではないので、咽頭痛などのサインを見逃さずに受診をしましょう。

あとしっかりと聴診しないと分かりづらいですが、マイコプラズマの感染症も増加です。

ここに本来の夏風邪の手足口病や、熱中症が本格化するとかなり厄介になりそうです。課外研修も十分な水分補給がないとちょっと危険ですかね?

平和な夏の訪れを祈って。

よろしくお願いいたします。

江口小児科  江口尚彦