エッセイ

エッセイ

”あの時は(軽トラ、珍道中④)”

氷点下の鳥取の夜。 車内も寒さは増してくる。腰から寒くなる、そんな印象だろうか。10代の代謝をもってしても十分こたえる。少なくとも体はわかっていたはずだ。 問題は”脳”。大馬鹿二人は、先ほどの棒の光で車内がうっすらとオレンジになり、暖かくな...
エッセイ

”あの時は(軽トラ、珍道中③)”

とにかく、腹も減っているし寒いので、用意していただいた軽トラに乗り、暗い中ミスターの指示で運転開始。 ”あー快適。” エンジンもしっかり動き、壊れることなく走る車。免許をとって、自分の車を初めて運転している気持ちになるくらいうれしい。 ”い...
エッセイ

”あの時は(軽トラ、珍道中②)”

まあ、現在も会社があるとまずいので名前は伏せるが”・・・リース”という場所だった。 工事現場に足場をリースしている会社だ。工事が終わると何千という単位で足場が戻ってくる。それを次回に貸出しやすいように上下左右を合わせて30個を1セットにまと...
エッセイ

”あの時は(軽トラ、珍道中①)”

肉まん、ロッキューから2カ月ほど経過していただろうか。 一人兵糧攻めにあっていた。 鳥取の冬は寒い。ちょうど僕が入学した時の冬は久しぶりの大雪だったようで、積雪量も60cmほどだった。 岡山からきた僕としては、雪の多さにテンションが上がり、...