どこに、潜んでやがる。

今の悩むお母さん方へ
見逃すなよ。

兵庫に逃げた、と聞いております。

状況は、どんどん変わっていますね。

医師が口をはさむものではないでしょうが、完全に自宅待機と言っても、

難しいんでしょうね。

海外渡航歴云々の前に、もはや市中感染症になっていますので追跡ルートを

追うことができないです。

オウ、イヤァ!は、今はやめて・・・。

 

私は、19年前のSARSは医療センターの勤務医として対応いたしました。

19年前に着用経験があります。かなり、暑いですよ。

12年前の新型インフルエンザ発生の時はクリニックで、内科医として対応しました。

その混乱を知らない医師は、そして聴診器を使いこなせる医師ではないと危険度

判断ができることはありません。

というか、2011年に自らが打ちのめされたから。

機械に頼り、検査で確定が当たり前。それができないときの無力さは大きなものでした。

聴診器で、しっかり聞く。この大切さはそこで改めて学んだと言っても良いです。

細かなメッセージを発していますから。

現実を見て、医療を考えないと子供のためにならないと感じました。

 

現在の状況では、成人は無理せずに必ず内科へ相談・受診です。

小児も、経験をしっかりと積んでいるところへ、相談・受診です。

私の地域でも、優秀な小児科医が大勢います。

潜伏期は熱など症状は出ません。軽い咳と思い最初に耳鼻科受診。

胸の音、聞かねぇから、そりゃ早いよな。

 

ちょっとしたデマにはすぐに反応なのに、本当に非常事態に関しては流されてしまう。

薬局の人、へとへとじゃねぇか、馬鹿野郎。

ちり紙ぃ、まだあるんですかいんのう?

ねぇよ。

 

専門家がみれば、小児内科を深く経験していたり、急変に対応経験のない医師の処置

処方は、治療目的か?そうじゃないか?がすぐにわかります。

 

当院は、感染症予防が義務付けられているので、洗浄・オゾン消毒をしています。

 

”肺炎”、”気管支炎”などの下気道感染症は聴診器無くして診断がつきません。

ちゃんと、考えな、あかんで。

 

自宅安静、消毒、子供さんの咳エチケットを徹底して、様々な感染症が疑わしい時は

どうか、まず小児内科を受診して外科的処置が必要な場合、耳鼻科の紹介をお勧めします。

僕の場合、場所の問題で誤解を生じることが多いのはわかっています。有能な耳鼻科の

先生とお話して何も違和感がないのに、現状子供さんを安心してどうぞと言いにくい。

 

どの勤務地でも小児科・耳鼻科は一番距離が近く、相談しあえる存在でした。

夜間の救急受診で、皆さんまず小児科に行かれ、もし入院になった場合、小児科が真っ先に

相談し、共同で治療にあたるのは耳鼻科の先生です。

それは大きな技術・経験への信頼があってこそです。

市内に、ものすごく敬意を払うことのできる優秀な耳鼻科の先生はたくさんいます。

 

逆に2,3人は商売のみ、というある意味割り切った方も。タッグが組めない。

医師会活動で、細かく”質”が見えるようになりました。

プロは、ほんまもんのプロを見ちょるけんのぉ。

 

緊急でなければ、ここまで言いません。

まず、小児科、続いて必要ならば耳鼻科(外科)を考えてください。

皆様、この非常事態だからこそ正しい受診方法を考えましょう。

アレルギー性鼻炎も小児で抑制しますよ。

なんならぁっ!

子供の笑顔、正しい治療を受けてほしいだけなんですわぁ。

わしが、やったことがねぇことは絶対しませんけぇ。

 

これは僕だけの考えではなく、医師会や同期、市内の本当に優秀かつ自己研鑽を惜しまない

大勢の耳鼻科の先生の意見です。

”聴診器なしで、なぜ内科領域に入れるのか?気管支炎の診断が、喘息の診断がつくのか?”

と言われています。

逆もあり、小児内科医が耳鼻科の先生の領域に入り困るとも言われました。当然です。

ただ、この啓もうは今回で辞めて、皆様の子供さんに対する愛情を信じます。

僕も、しょうもない小児内科医と言われぬように研鑽を続けます。

 

市内の感染症担当として、日々の動きは追い続けます。

患者様のご協力をお願いしたいところです。

コロナウイルスの全容がはっきりしないのが、今苦慮の部分です。

今日も、小児内科医として研ぎ澄ましていきます。

 

 

江口小児科  江口尚彦

そうか。